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三条教区・三条別院 | 浄土真宗 真宗大谷派
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最新情報
NEWS

2021年6月4日

三条別院に想う

西堀は今(第21組 超願寺 富沢 栄昌 氏)

▼新潟県の新型ウイルス患者も4月に入り過去最高人数を更新する一方で、高齢者を中心にしてワクチンの接種も始まりました。この記事で三条市本寺小路周辺の様子等は報告してきましたが、県内で最も人口が多い新潟市中心の現状について、超願寺副住職の富沢栄昌氏にお聞きしました。


年明け早々の礼参。「コロナが憎いです」と、母親を亡くされた喪主がボソッと呟かれたのが印象に残りました。県外在住で、病院の面会制限もあり、思うように看取ることが出来ないままになってしまったとの悔恨。会いたくても会えず、想いを伝えられないお別れ。昨年来、そういった不本意な声を耳にする機会が増えました。いわゆる「家族葬」がお葬儀の大前提のようになり、身内でも県外在住者との接し方に苦慮する空気の中、そもそも本質的にままならない生老病死にどのように向き合えば良いのか模索しています。

今回、西堀のお寺の様子を中心にということで執筆を依頼されましたが、新型コロナウイルスへの対応はお寺によって様々です。自坊では、消毒液や非接触式検知器の設置、行事の際のアクリル板の使用、お斎の代わりにお弁当をお持ち帰りいただくなど、できる範囲での感染症対策に努めています。昨年、県第1号の感染者のお葬儀の際には、さすがに院内に緊張が走りましたが、どうにか無事に勤まりました(新潟親鸞学会「親鸞NOW」31号参照 → 当ホームページ別記事にて抜粋させていただいております)。ご門徒さんのご理解を得られれば、ある程度、ご法事や行事は可能だと考えてます。

しかし、組としての活動となると、周知の範囲や当日の参加者数が読めず、リスクやコストを考慮した結果、2年続けて中止という苦渋の決断が続いています。他宗の方との交流の場になってきた寺町の花まつりも中止。こうした状況がいつまで続くのか、収束後に再開できるのか気がかりです。

一方で、御門首継承式のライブ配信など、これまでになかった形での教化活動が実現し始めています。ご門徒さんから、本山の報恩講を初めて見たという反応をいただき、いつか上山されるご縁になればと願っています。3月の墓地管理に関する学習会では、講師の先生は真宗会館からオンライン参加。スタッフの皆様のご尽力のおかげで、貴重なお話を拝聴しました。昨今、教区の改編が取り沙汰されてますが、教区の境を越えた学習の機会を今後も設けていただけるとありがたいです。

富沢 栄昌 氏(第21組 超願寺 副住職)


▲はじめは古町の様子をお聞きしようとしたのですが、新型ウイルス感染症患者の葬儀を勤められたというお話を聞き、法務に携わる身として気軽に町に出られない、より緊迫した状況が伝わってきました。以下事務局の雑感を連ねます。

※『親鸞NOW』は新潟親鸞学会機関紙のため、該当箇所を別記事で公開させていただいております。

▲新型ウイルス感染症葬儀で亡くなった新潟県内の方は5月31日現在で35名。県内ではじめに亡くなった方が超願寺様で葬儀をされ、また県外在住で家族を亡くされた方もいるということで、遺族の方々の悔しさは、計り知れないものがあることと存じます。今後、県内でも感染症で亡くなった方の葬儀を勤めることが増えてくることも十分あり得るように思います。

▲「葬式仏教」と揶揄される場合もありますが、このような緊急事態に、遺族と共に法事を勤めることの大切さがあらためて感じられます。また、法事の形の変化についても、大きな課題です。法要等が中止になる一方、本山・教区でのライブ配信・オンライン講義等も積極的に活用いただいているようです。

▲また、周辺の古町は県内一の歓楽街で、新型ウイルスの影響で、新潟市は飲食店の営業時間の短縮要請が4月21日から5月9日まで行われ、5時から21時までの営業時間の短縮と、酒類の提供は20時までに限られました。一定の効果があったということで、9日に県独自の新潟市への「特別警報」も同時に解除されました。しかし、周辺寺院の御住職等からも、御門徒に接する機会が多いため、以前の様に気軽に外で飲食できないが実際のところであるということも聞いています。

▲一方、長岡市の新型ウイルス患者の増加に伴い5月17日から5月31日まで時短要請が行われました。県内上場企業の決算の分析によると食品スーパーは売上高、各利益が過去最高、ホームセンター等も「巣ごもり需要」に加え記録的な大雪の影響もあり、需要が伸びて利益が高かったと「新潟日報」の記事にありました。一方で、飲食店については、継続的に被害を受け続けています。

▲新型ウイルスの影響の公的な統計データについては、総務省統計局の5年ごとの経済活動調査が本年6月に行われるということで、次第に明らかになるようです。

▲新型ウイルスの影響で混乱する中、昨年は『ファクトフルネス』がベストセラーになり、「思い込みを乗り超えデータを基に世界を正しく見る習慣の大切さ」が注目されてきましたが、刻々と状況が変わり、変化の度合いが著しい中、統計を待っていられないこともまた事実です。仮説と独断の差異を見極めることも難しく、勇気をもって足を踏み出すことと、無鉄砲の違いも見極めが困難です。

▲新型ウイルス特別編を昨年の4月から継続してきましたが、実際にそこに暮らす人々の言葉を聞いて、何が起こっているのか判断する一つの資料となればと思っています。


○次回の「三条別院に想う」は、

井上知法氏(第13組願性寺)より

ご執筆いただきます

 

【次回は特別編⑮長岡は今】

長岡市は本年のゴールデンウィーク明けに感染者数が過去最多を記録し、感染経路の分からない患者も増えてきたために、5月31日まで飲食店への時短要請が行われ、一定の効果があったために解除がされる予定です(5月31日現在)。今月号では新潟市の御寺院の様子をお聞きしましたので、次回は長岡市の様子をお聞きします。

2021年6月1日

別院だより・三条教区通信

三条別院たより・三条教区通信6月号をお届けします

『三条別院たより』6月号・『三条教区通信』第165号をどうぞご覧ください。

2021年5月26日

講演会・お知らせ

お坊さんはモリスバにいる(仏青交流研修会)

気軽にお坊さんと話したりできる場所を作ってきたイベント「お坊さんは〇〇にいる」。

今回は、森の巣箱・モリスバカフェさんを会場に「お坊さんはモリスバにいる」を開催します。

普段お寺にご縁のない方でも、仏教にはちょっと興味があったりする方でも、「お坊さんに聞いてみよう」コーナーで一緒にお話ししませんか?

 

Facebookイベントページの参加予定ボタンより申し込みください。

↑「お坊さんはモリスバにいる」で検索!

 

2021年5月9日

三条別院に想う

感染症流行下の地域おこしについて
(株式会社Founding Base 池田和也氏)

2020年に三条中央商店街にSANJO BLANC(サンジョーブラン)という喫茶店ができました。三条市から委託された地域おこし協力隊のお店で、コミュニティスペースとしてイベントやワークショップも開催しています。新型ウイルス感染症流行下で様々な業種の方と対話をされているコミュニティー・コーディネーターの池田和也氏(株式会社Founding Base)にお聞きします。

BLANCのコンセプトは「言葉とアートを愉しむCAFE」

株式会社Founding Baseについて
地方自治体と連携し、地方経済の活性化に取り組んでいます。 三条市では、「移住定住者の促進」をテーマに、ツアーコンテンツの開発や空き家の魅力化、 地域コミュニティ造成のためのコミュニティカフェ「SANJO BLANC」の運営などを行っています。

コロナ禍における地域での暮らし
我々が三条市での活動を始めたのは、2019年の11月。ちょうど新型コロナウィルスの存在が世界的に明らかになった頃になります。 御存知の通り、人々の生活スタイルが一変し、外出自粛や家で過ごす時間が増え、移住したての我々もストレスを感じることも多かったことを覚えています。 特に、本寺小路の飲食店や、三条市内の商工業者の方々にとっては、類を見ないほどの過酷な時期だったのではないでしょうか。 生活スタイルの変化に順応していく中で、自分たちに出来ることが何なのかを考えていく中、新しい活動に取り組み始めました。

自分たちがupdateするスタンス
まちのことをまだあまり分かっていない中ではありましたが、今必要とされていることは何なのか、自分たちだったら出来ることは何かを常々考えていました。 幸い、新しい生活環境にもすぐに適応しているメンバーも多く、自分たちにはできても、地域の人にとってはそうでないことを模索した結果、 飲食店支援のために始めた、「三条エール飯」(※)と、三条出身の学生支援のために始めた「三条縁むすび」をスタートさせました。 今ではテイクアウトや、学生支援も定着し、地域の生活の一部となってきて本当に嬉しく思っています。 日々変化する環境の中でも、自分たちがどうその状況を愉しみながら、自分たちだけで完結せず、 地域を巻き込みながら新しいことにチャレンジできるかをこれからも大事にしたいと思います。

▼これからの話

BLANCで開催されたイベント

緊急事態宣言の再開や、東京オリンピックなど、これからも人々の移動やこれまで通りの生活が叶うようになるには、時間がかかるものだと思っています。 しかしながら、今だからこそ出来ること、感じられることもあるのではないでしょうか。 中々会えなくなったからこそ感じる人と人とのつながりや、地域で暮らすことの温かさ、など、 現状に悲観的になるのではなく、今この状況をいかに良いものに出来るかどうか、愉しみながら実践し続けていきたいと思います。


▼Q&A

Q.自治体と連携しながらということですが、三条市の「地域おこし協力隊」ということになるのでしょうか?
A.そうです。三条市は特に地域おこし協力隊は多く、約35名います。下田地区に20名、三条地区に15名います。我々はFounding Baseの社員ですが、形としては「まちなか」の活性化に従事しており、三条別院周辺も含むまちなかエリアの賑わい創出を委託されています。

Q.新型ウイルス感染症が流行する中で、もとから賑わいが減りつつあった中央商店街にカフェであるSANJO BLANCをオープンしたというのは、大変だったのではないでしょうか?
A.実は、カフェをしながら、空き店舗の問題に取り組んでいます。中央商店街をはじめとして、三条市内に空き家・空き店舗が多数存在し、それをリノベーション等、活用して町を活性化することも目的の一つです。宅建や不動産鑑定士の資格の取得にも挑戦しています。

Q.実際に住んでみて三条はどんな街でしょうか?
A.実は私は佐賀県出身で、「適度に都会」で三条はかなり住みやすいと感じています。また、お酒は好きなので本寺小路を中心に積極的に飲食しています。グーグルマップで行ったところ、これから行きたいところをチェックしています(実際にみせてもらう)

Q.これは、かなり制覇していますね。こんどぜひ一緒に本寺小路の魅力について語り合いたいですね。

(※)4月にエールマップを作製した際、別院は写真の提供と配布のお手伝いをさせていただきました。また、11月にはエール飯マップお取り越し版を作製していただきました。

池田 和也 氏
(株式会社Founding Base)


○次回の「三条別院に想う」は、

富沢栄昌氏(第21組超願寺)より

ご執筆いただきます

【次回は特別編⑭西堀は】
新潟県の新型ウイルス患者も4月に入り過去最高人数を更新する一方で、高齢者を中心にしてワクチンの接種もはじまりました。この記事で本寺小路の様子等は報告してきましたが、現在飲食店の営業時間短縮要請がでている新潟市の中心(古町等)の様子についてお聞きしたいと思います。

2021年4月30日

別院だより・三条教区通信

三条別院たより・三条教区通信5月号をお届けします

『三条別院たより』5月号・『三条教区通信』第164号をどうぞご覧ください。

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