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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

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NEWS

2022年6月28日

ブログ

結の会のつどい 開催報告

 

開催日:2022年6月2日(木)

講 題:「真宗門徒になって」

講 師:第1部 佐々木晋子氏(第10組行通寺) 第2部 鏑木智子氏(第21組勝楽寺)

報 告:藤波真有果(第18組西入寺・結の会実行委員)

 

2022年6月2日、三条別院の旧御堂で「2021年度結の会のつどい」が開催されました。ご講師は第10組行通寺坊守の佐々木晋子先生と、第21組勝楽寺衆徒の鏑木智子先生のお二人で、今回は「真宗門徒になって」の講題のもとご講話いただきました。

佐々木晋子先生は高校二年の頃、お父様が後継ぎになられたことがきっかけでお寺に入られたとのことですが、ご主人の佐渡のご実家に行かれてお内仏に手を合わせた時、今までこうして「南無阿弥陀仏」と唱えた事がなかったなと、お寺とは少し距離のある生活だったと気づかされたそうです。

その後、お父様の勧めで真宗講座に参加され、そこで特別な友達に出会われたとのことです。真宗講座に身を運ぶ中で、命の意味を考えさせられ、その空気に触れているだけで何か安心するようになるとともに、疑いだらけの自分に気づかされ、そこから「学んでみようかな。」「もっと学ばなきゃ。」と、心を動かされた真宗講座での出会いを振り返られました。そして、真宗門徒とは、なによりも「教え」に聞いていく姿勢、そして、共に聞く仲間がいるということ、その中で育てていただく、そんな生活が真宗門徒なのかなと、自問されながら私たちに語りかけて下さいました。

 

講師の佐々木晋子氏(写真左)

 

鏑木智子先生のご講義では、日々の生活の中で、どうやって生きていけばいいのかを悩んだり、自分を差し置いてでも他の事をしなければいけない時があったり、いろいろな苦労や苦悩の中で、時に自分の心がささくれてくることがあるという言葉に共感し、真宗には「不朽薬」というお言葉、「南無阿弥陀仏」があると教えていただきました。

人間とは自分を認められたい心がありますが、たとえ誰にも認められなくても、阿弥陀様が見てくださっている。誰も褒めてくれなくても阿弥陀様が褒めてくださるとお話し下さいました。

 

講師の鏑木智子氏

 

今回の結の会では、会場&zoomでの開催になりました。会場では託児もあり子育て真っただ中の若手の方も参加しやすい研修会となりました。真宗の教えを聞いていく身ではあるけれど、何から始めたらよいか分からない私でも、疑っても大丈夫、悩みを抱えて立ち止まってもずっと求め続けていくことが大切で、安心して迷って生きようと思いました。

 

座談の様子

 

これからも「結の会」が、どんな立場・境遇の方でも誰かの第一歩になれる場所になるような会にしていきたいです。

 

結の会スタッフ募集中 詳細はこちら → 結の会スタッフ募集

2022年6月28日

ブログ

教区坊守研修会 開催報告

 

開催日:2022年5月16日(月)

テーマ:『最初の念仏者「わたしたちの」韋提希』

講 師:落合誓子氏(能登教区第10組乗光寺)

報 告:坂部紀美子(第22組安入寺・教区坊守会役員)

 

 

『最初の念仏者「わたしたちの」韋提希』をテーマに、坊守研修会を開催しました。講師は、能登教区乗光寺坊守でルポルタージュライター・作家の落合誓子先生。参加者は会場36名、オンライン(ZOOM)22名でした。

韋提希に象徴される女性の問題。観無量寿経の物語は、王舎城の跡継ぎ問題が語られますが、前段として、先生ご自身が体験された原風景、お寺の跡継ぎ問題から講義はスタートしました。お寺の一人娘であったが故に、周囲の大人たちからかけられた言葉に傷ついた子供時代、身分違いだと結婚を反対されたこと、女性住職がまだ許されていなかった現実。お寺を離れ、さまよい出すようにウーマンリブに出あい、生きにくさは、自分だけの体験ではなく、差別のある環境が問題と知り、そこから立ち上がって行く道を見いだされました。20年をかけて先生が出あってきたものは、韋提希が生きた釈迦の時代のインドの価値観が、今もあまり変わらないのではないかということ。そして、その根っこにあるのはインドの差別とおさえられました。釈迦以前のインドで、「マヌの法典」に〔婦人の本性〕が定められ、女性が僧侶や住職になれなかった原点であるとお話しくださいました。中国を経由し、時代を越え、様々な社会や政治状況をくぐり抜けて今も残る差別。先生はマヌに出あって、仏教とヒンドゥー教の対比の中で仏教を聞き、その中で「女たちの謀叛」を執筆されたそうです。

 

講師の落合誓子氏

 

語り継がれた観経の物語に違和感をおぼえ、実際の話と違うのでは?と北陸聞法道場を訪ね、子を殺めようとした愚かな韋提希の物語は、つくり話であり、それは観経疏に由来すること、根底に女性蔑視を前提とした物語であることをつきとめます。親鸞聖人が一言も触れていないこの物語にたよらずとも、素晴らしい仏教経典である観経。インドで仏教によって人間が生まれた!という物語であり、ヒンドゥーの社会の、おそれ、ふるえ、そして苦しみをはっきりさせたと教えてくださいました。そして、経典を誰の反論にもしっかり耐える形で「読み替え」て、新しい時代を作っていくことこそ、魅力ある仏教を今の時代に開いていく手段の一つと信じていると伝えてくださいました。

 

座談の様子

 

各座談班からの質問にもお答え頂き、時間が足りないと感じるほど、内容の詰まった研修会となりました。

 

坊守登録はしておりますでしょうか? 詳細はこちら → 坊守登録について

2022年6月1日

別院だより

三条別院たより、教区通信6月号をお届けします。

『三条別院たより』6月号、『三条教区通信』177号をどうぞご覧ください。

2022年5月16日

講演会・お知らせ

宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要 三条教区お待ち受け大会が開催されます!(5/29)

2023年に真宗本廟(京都・東本願寺)において厳修される「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」に先立ち、2022年5月29日(日)に三条別院を会場に「三条教区慶讃お待ち受け大会」を開催いたします。

この大会は、テーマに「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう(宗派慶讃テーマ)」を掲げ、宗祖の御誕生と立教開宗の意義を私たち一人ひとりが尋ね、慶讃法要をお迎えするための様々な取り組みの歩みを始めるという趣旨のもとに開催します。

大会当日は、本願念仏に生きる人の誕生を期す取り組みとして大谷裕新門の剃刀による帰敬式を執行するほか、廣瀬惺氏(大垣教区妙輪寺住職・元同朋大学教授)より記念講演をいただきます。

なお、大会当日の本堂内は三条教区内の各組団体参拝の事前申込によりほぼ満堂となる予定です。大会の様子は「三条別院Youtubeチャンネル」でライブ配信予定であり、ご自宅からでもご参加いただけますので、ぜひアクセスください!(※下記に掲載しておりますQRコードまたは三条別院Youtubeチャンネルにアクセスください。)

 

慶讃お待ち受け大会当日のライブ配信は下記QRコードにアクセスください。

※開催後も三条別院youtubeチャンネルにてご覧いただけます。

2022年5月15日

三条別院に想う

別院春彼岸会参拝記
〔松木譲 氏(第24組專明寺住職)〕

▲3月18日から20日まで春彼岸会が勤められました。松木譲氏(第24組專明寺)が2日間、(そして最終日はWEBで)参拝されていましたので、別院春彼岸会参拝記の執筆をお願いしました。


3月18~20日の三条別院春彼岸会では、3日間四座に渡る法話講師として、藤本愛吉先生が御出向下さいました。先生は30年前、生意気盛りだった私を見捨てず、あきらめずに寄り添い続けて下さった大谷専修学院での恩師です。先生とは卒業して以来の再会でしたが、一瞬にして当時の記憶が蘇り、まるで久々に父や兄に遇った様な感覚となりました。そして私にとっての真宗の「原風景」はココであったのだと改めて気付かされました。

大谷専修学院は教師と生徒が寝食を共に生活し、教えを深め合う学校です。御法話の中で竹中先生等のお言葉を借りて「浄土真宗の(修)行の場は生活の現場である」と、先生は繰り返し繰り返し仰っておられました。

2日目の法話では私の事にも触れて下さり、「昨日は30年振りに友が訪ねて来てくれました」と仰って下さった事がとても心に残っています。

どういう御縁か、この春から長女が大谷大学を休学し、大谷専修学院へ入学しました。親としては、学院生活を通して本当に大切な事に出遇い、帰って来る事を只々願うだけです。

別れ際に先生は「お互い御縁が在ったら又お遇いしましょう」と仰いました。相変わらず泣き虫で温かく熱い先生でしたが、「お前も、お寺の上に胡坐をかいておらずに、初心に戻っていのちある限り念仏申して聞法せよ!」と再び教えられた気がしております。

最終日は都合がつかず、インターネットを通しての聴聞となりましたが、今回の再会があったことで、当寺の夏の御講へ講師として出向するとのお言葉を頂きました。

何よりこの有難い再会の場を創って下さった別院さんに感謝申し上げたいと思います。

合 掌

松木 譲 氏(第24組專明寺)

藤本 愛吉 氏(三重県 正寶寺)

▲松木譲氏と法話される藤本先生。松木氏の他、専修学院時代の教え子達も大勢参拝されていました。


○次回の「三条別院に想う」は、

松浦 孝公 氏(第23組唯称寺)

よりご執筆いただきます

次回は【特別編㉔ロシアについてどう考えるか】
▲ロシアとウクライナの停戦交渉がいまだ難航していますが、新潟は意外とロシアと近く交流も盛んでハバロフスク・ウラジオストク・ビロビジャンは現在新潟市の姉妹都市となっています。かつて豊栄市の文化交流でハバロフスクに訪れたという松浦 孝公 前住職に、当時の思い出と現状への思いについて執筆いただきます。

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