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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

最新情報
NEWS

2022年7月21日

三条別院に想う

慶讃法要三条教区お待ち受け大会に際して
大溪 文祥 氏(第24組榮行寺住職)

▲5月29日に宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要三条教区お待ち受け大会が開催され、2023年の本山における本法要に向けての準備も始まってまいりました。今回は慶讃法要実行委員であり、報恩講実行委員でもある大溪文祥さんに執筆をお願いしました。


2022年5月29日、宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要三条教区お待ち受け大会が三条別院にて厳修されました。今回のお待ち受け大会ではスタッフとして参加させていただき、当日は帰敬式を担当させていただきました。お待ち受け大会では39名のご門徒が受式されましたが、受式前の緊張した表情と受式後の写真撮影での笑顔がとても印象に残る帰敬式となりました。

お待ち受け大会でもスタッフとして参加させていただきましたが、毎年執り行われている三条別院お取り越し報恩講では、教化部会の一員として参加しています。

お取り越し報恩講をお迎えするにあたり、教化部会は法話講師の選定、ポスター・パンフレットの作成、シアターサンジョーゴボーの演目決めなどを受け持っていますが、お取り越し報恩講の当日に私が担当するのは本堂内での司会進行です。参拝者にその日の日程をお知らせするのはもちろんのこと、参拝者から法要について質問を受けるなど多くのご門徒さんから話しかけられる立場でもあります。

2020年のお取り越し報恩講は日本中があらゆる行事を中止するなか、殆ど内勤めと言っていいほど参拝者が限られたなかで勤まったことが今でも思い出されます。毎年賑わうお土産売り場もなく、お斎もお弁当で人との間隔を開けて黙食で済ませるなど、多くの参拝者をお迎えして勤まるのが当たり前のことと思っていた私にはとても寂しく感じました。翌年には、一部制限があったものの団体参拝やお土産売り場などが再開され、少しずつではあるが活気が戻ってきました。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、家にいながらパソコンなどの画面を通じて会議に参加できたり、今回のお待ち受け大会や昨年のお取り越し報恩講でもそうであるが、直接足を運ぶことができなくてもリアルタイムで配信される動画を視聴することで参加できるようになりましたが、直接足を運ぶことで私自身がとても大切な時間を戴いていたことにあらためて気付かされたように思えます。

お取り越し報恩講は一年間のうちのたった4日間でしかないですが、その期間中に教化部会の仲間だけでなく、先輩や後輩、参拝されているご門徒さんと話をする時間を戴いていたことに感謝しつつ、今年もお取り越し報恩講の準備に取り掛かろうと思います。

慶讃お待ち受け大会で帰敬式を執行する大谷裕新門

大溪 文祥 氏(第二十四組榮行寺住職)


▲本年度のお取り越し報恩講について
なお、本年2022年11月5日(土)から8日(火)のお取り越し報恩講の講師及び基本日程が決定しております。11月5日のお待ち受け音楽法要・初逮夜から8日結願日中まで全10座の法要は例年とほぼ同日程となっており、6日から8日までは本山鍵役が御参修予定です。

法話講師は5日、6日は青木 玲 氏(九州大谷短期大学准教授)、7日、8日は廣陵 兼純 氏(能登教区満覚寺、節談説教)です。昨年より団体参拝の受入れも再開しましたので、ぜひ各組でご計画いただければ幸いです。なお、本年は第17組、第18組、第20組、第22組を職員巡回させていただく予定です。

青木 玲 氏

○次回の「三条別院に想う」は、

石塚 亜里 氏(第15組 長泉寺坊守)

よりご執筆いただきます

 

▲次回は教区坊守会副会長で慶讃法要実行委員の石塚氏より執筆いただきます。

2022年7月21日

三条別院に想う

ロシアについてどう考えるか
松浦孝公氏(第23組唯称寺前住職)

▲ロシアとウクライナの停戦交渉がいまだ難航しています。長期化していく情報戦の中で、報道などを見ても正義と悪が複雑に入込んでいます。一方、ここ新潟は意外とロシアと近く、交流も盛んでハバロフスク・ウラジオストク・ビロビジャンは現在新潟市の姉妹都市となっています。かつて豊栄市の文化交流でハバロフスクに訪れたという松浦 孝公 前住職に、当時の思い出と現状への思いについて執筆いただきました。


「チョット古い話になりますが、ロシア極東地区に、文化交流に行った時の話し」

今回、「別院に想う特別編」としてロシアに関する執筆のお話をいただきました。私は国際政治学者ではありませんので、現在のロシアとウクライナの情勢に関してのお話はできませんが、かつて旧豊栄市と極東ロシア地区が行っていた国際交流の一環に携わっておりましたので、当時のお話させていただきます。

20年程前、日本の柔道とロシアのサンボとのスポーツ文化交流を行う話があり、県の高校柔道界で活躍をしていた豊栄高校柔道部関係者(小生は副顧問でした)と市の体育課員含む6名で、ハバロフスク市にあるロシア極東地区警察大学校を訪れました。御存じの通り、柔道もサンボも警察の犯人逮捕のための必修授業であり、サンボは関節術が主で、明治初期までの柔術に似ておるものであります。

観光旅行ではなく国際交流のため、ホテルに泊まったのは最後の1日のみ。滞在中は1人または2人に分かれ、各々大学校職員、またはサンボ後援者の自宅での宿泊でした。身振り手振りを交えコミュニケーションとる日々でしたが、おかげで町々の状態やロシア人が送っている日々の現実を見知る事ができました。

ハバロフスク市街とソ連時代の役所

極東地区の街並みは発展途上といった感じを受けました。上半身裸になり道路舗装をしている作業員がいる一方、小学生らしい子供達が、うろうろしているのを見かけました。「日中なのに、あの子たちは学校に行かなくていいのですか?」と質問したところ、「あの子達は学校には行ってない子です。」とあまりにもそっけない返答をされ、驚いた記憶があります。発展途上の街並みとは対照的に、ソ連時代の役所は厳つく立派で、そのアンバランスさが印象的でした。シベリア地区はもっと大変であるとの事でしたが、まだソ連時代の尾を引いた社会影響が色濃く残っているのを強く感じるものでした。滞在日最後の会での話になりますが、会の途中で「モスクワからの指示、確認の時間なので」と警察大学校長が退席して行った時などは、社会体制が変わったとは言え、まだモスクワの方を見て動く感じが伝わってきました。

また、社会主義の崩壊で私有地が認められる事となり、土地をめぐる社会的暗躍も有る事を見聞きいたしました。その件に関しては文字で書き表す事も、色々問題もあります。

一番の思い出は、帰国の前夜に我々6人が御礼として関係者を招待し夕食を共にしたホテルの近くにあったロシア正教の教会の事であります。

残念ながら周囲を完全に囲われた状態で中を見ることはできませんでしたが、スターリン時代に「宗教は麻薬である」と完全に叩き壊された教会の建物が、地区の精神的中心としてコツコツ再建築されている最中でした。民主主義と異なる政治体制になれきった国民が、現在なぜ教会を再建しているのか。不思議と不安な気持ちになったことを覚えています。

新潟に向かって帰る直前、先の大戦で捕虜としてでなく犯罪人としての扱いで極東地区に送られ、達成が厳しい労働ノルマを課され、体力的に持たず抑留中に亡くなっていった日本の人々が眠る墓地に案内されました。小生はそこで、急ではありましたが「御経」をあげてくれと言われ、嘆仏偈をあげさせていただいた次第であります。

抑留者慰霊碑前にて

松浦 孝公 氏(第23組唯稱寺前住職)


○次回の「三条別院に想う」は、

大溪 文祥 氏(第24組榮行寺)

よりご執筆いただきます

▲いよいよ5月29日に宗祖親鸞聖人850年立教開宗800年慶讃法要三条教区お待ち受け大会をお迎えします。次回は慶讃法要実行委員であり、報恩講実行委員でもある大溪さんにお願いしました。

2022年7月5日

講演会・お知らせ

2022年度声明基本講習会のご案内

 

 

開催日:2022年8月23日(火)

日 程:10時~16時(受付9時20分~、開会式9時45分~)

講 師:声明講習会部門スタッフ

参加費:500円(研修冥加金)

申 込:①下記申込用紙を教務所まで提出またはFAXください。

②下記QRコードを読み取ってお申し込みください。

締 切:2022年8月7日(日)

問合せ:三条教務所(担当 水野) TEL:0256-33-2805

 

講義内容等の詳細につきましては下記チラシをご覧ください。

 

声明基本講習会チラシ

 

参加申込書

 

 

← 申込用QRコード

2022年7月4日

ブログ

第26回全戦争犠牲者追弔法会

第26回全戦争犠牲者追弔法会 報告

清水寛志(第20組通心寺)

2022年4月25日、三条別院にて「第26回全戦争犠牲者追弔法会」が開催されました。過去から現在にいたるまで、全世界の戦争によるあらゆる犠牲者の痛みを偲び、未来に向かって非戦を誓うとともに、平和と平等な国土を願う法会です。この法会は、それまで三条教区の靖国問題研修部門が単独で企画していましたが、第24回(2019年)から靖国問題研修部門のみならず、各研修会部門代表者と合同で企画されています。

法会の前半は、出仕者16名、参詣者29 名で法要が勤まり、三条教区教化委員長によって「一切衆生とともに、すべての戦争を厭離する非戦の実現に身命を惜しまず、真にいのちの尊厳を問い続ける念仏者たらんことを誓います」と、表白されました。また、法要の最後には、三条教区教区会参事会員と三条教区門徒会長によって、「あらゆるいのちと手を取り合います 目をつぶりません 耳をふさぎません なかったことにもいたしません そういう念仏者になります」と誓われました。この誓いが形式上の誓いにならないためにも、改めて念仏の教えに立った非戦の行動が求められているものと思います。それは教えによって照らされる、人間の愚かさ、自分自身の危うさの自覚に立った行動ともいえると思います。

法会の後半は、法話を聴聞し、山内小夜子先生より「女性史から気づかされて」という題でお話していだたきました。先生のお話は、「ウクライナで戦争が起きている今、私はどこに立って、何を語ることができるか、またそれを語る私は何者なのか」、「戦争のただ中で全戦争犠牲者を追弔するとはどういうことなのか」と自問する言葉から始まりました。そして、これらのこと考えるきっかけとして、堀田善衛が取材し中国人から見た日本兵を著した小説『時間』や、日露戦争中、非戦に生きたロシア人トルストイの言葉、非戦を訴えたロシアのクリスチャンであるドゥオホボール教徒のことなどを紹介され、日本でもまた、被差別部落の人々、貧しい人々、立場の弱い女性達と向き合い寄り添う中で戦争に反対し続けた当宗派僧侶の高木顕明の言葉を丁寧にお話されました。最後のまとめでは「今後、戦争で亡くなられた方の声を聞く場が持てなくなること」のないよう心配され、冒頭の「戦中の追弔とは」ということに関して、石原吉郎の言葉を引用しながら、「戦中の追弔とは死者から生者が弔われている」とまとめられました。

「私はどこに立って、何を語ることができるのか、またそれを語る私は何者なのか」という問いは問題の主体を問う本質的な言葉かと思います。「私は念仏の教えに立って、非戦を語り、凡夫のわれらという私に目覚める」と言えるのか。大きな大きな課題をいただいた法会です。

2022年6月30日

別院だより

三条別院たより、教区通信7月号をお届けします。

『三条別院たより』7月号、『三条教区通信』178号をどうぞご覧ください。号をどうぞご覧ください。

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