三条別院に想う
MEMORIES OF THE BETSUIN
2020年8月21日
三条の料亭は今
(料亭二洲楼社長 石橋 昭尚 氏)
▲7月29日現在、国内での1日の感染者が1000人を超える等、新型コロナウイルス感染症の影響が首都圏を中心に再び拡大しつつあります。直接的な影響を受けている飲食業界でも、特に料亭は歓送迎会や宴会等の利用は減っています。特に規模の大きい料亭になると、人件費だけでなく家賃や光熱水費などの固定費が大きな負担となっているそうです。しかしながら三条市では、飲食店組合などを中心に助けあいながらこの危機に立ち向かっています。老舗料亭の二洲楼に、夏を迎えた現在の状況などについて執筆いただきます。
2月に新型コロナウィルスのワードがメディアで報道された当初は他人事のように受け止めておりましたが、感染が世界や日本中に拡大するに連れどんどん経済が悪化していく恐怖感を覚えました。そして不況の波は早くまず、観光、ホテル、飲食業界と一気に押し寄せてきました。
当店も当然のことながら当初歓送迎会でいっぱいだった予約がすべてキャンセルになり、新たな予約も入らず、今後どうすればいいのかしかし何か手を打たなければ危ない状況に陥ってしまうと危機感でいっぱいでした。
その中でまず考え付いたのがテイクアウト。
こんな時期だからこそ普段敷居が高いイメージの料亭の味をリーズナブルに皆さんに味わって頂こうと考え、現在は当店の名物になりつつある【鮭の味噌漬け弁当】や懐石料理を1つの折箱に詰めた【玉手箱】を開発し皆さんから大変喜ばれました。
お買い上げ頂いた企業様やお客様からは駅弁にしたら絶対喜ばれるよ! とうれしいお言葉を頂戴しております。
そんなことをしながら、きっと同業の仲間たちも同じ思いや悩みを抱えてるんじゃないかと思い声掛けをし、現状を共有しみんなで乗り切ろうと思いました。その第1弾が【疫病退散アマビエ弁当】(註1)です。我々同様お客様も行きたいところへも行けず、飲み会の機会もなくなっている状況の中お客様とも思いを共有し我々の思いの詰まったお弁当を食べて一緒にウィルスを退散させ前へ進もうと考えました。お蔭様で累計6回の販売で2500個をご購入頂きました。そんな取り組みをしながら5月に入り緊急事態宣言も解除されお客様も少しづつ戻りつつある中、新しい生活様式での日常が始まりました。しかしながら地域のイベント、行事、お祭りなどが相次いで中止になり、食で楽しんで貰えることはないかとみんなで考え出した第2弾が7月5日に開催致しました【燕三条鉄人晩餐会】(註2)です。
料理人がそれぞれ東西に分かれ自慢の一品を食べて頂き参加者に採点してもらい、勝敗を決める食のエンターテインメントで大変お客様に楽しんで頂きました。
結果我々の方が楽しんでしまいましたが……
我々以外にも大変な状況で深刻に悩みを抱えている同業の方が沢山おられます。
我々の活動がほんの少しでも前へ進めれるきっかけになってもらえたらうれしいです。
まだまだ厳しい状況は続きますが1人で抱えずみんなで乗り切って行けたら。
素敵なことだと思います。
こんな状況だからこそいろんなことにチャレンジし、又いろんなものも生まれることに逆に感謝しながらこれからも前へ進んで行こうと思います。
石橋 昭尚 氏
(料亭二洲楼社長)

燕三条鉄人晩餐会に挑む石橋社長
アマビエとは江戸時代の瓦版に記される疫病などを予言する妖怪であり、ユーモラスな姿で描かれており、このたびのコロナウイルス感染症ではSNS等を通して人気となった。一方浄土真宗では「神祇不拝」を徹底し自分を中心とした煩悩ともいえる「罪福信」を退けるため、アマビエは信仰しない。そのことを二洲楼に伝えたところ、「それでは新型コロナウイルスを乗り切っていけるように親鸞聖人のお弁当をつくりましょう!」と言ってくださった。
西軍「料亭 二洲楼」の石橋昭尚氏と「餞心亭 おゝ乃」の田中真一氏、東軍の「寿司割烹 酉乃井」の十二祐一氏、「遊亀楼 魚兵」の結城義博氏が「極上の夏バテ解消料理」を1人1品ずつ調理して提供し、41人の客が審査員となって評価し、集計して競った。
▲執筆していただいた後に、さらに詳しくお聞きしてみました。
Q.「燕三条鉄人晩餐会」ですが、以前御遠忌弁当を作った際に、料理人は競わされて比べられるのは嫌いなのだと聞きました。また、三条の料理屋はライバルでありながらなぜこんなに協力しあえるのでしょう?
A.そもそもこの企画は本気で競おうとは全く思っていないのです。 複数の店舗で料理を作りお客様に「さぁどうぞお食べ下さい」では普通の食事会になってしまうと思い、なにかお客様も巻き込んで楽しんで頂きたいと言う気持ちから考えた企画でした。 結果的に我々も楽しみながら献立を考えられましたし、料理人それぞれのスキルアップに繋がっております。もともと業界の青年部があり、その中でわりと協力しながら企画運営してきた基盤がありました。 そんな中、逆に今回の事態になったからこそ協力しあわなければとなりました。
Q.飲食店がまず影響を受けやすいと報道等でありました。実際にコロナウイルスが直接の影響で廃業してしまった店はあるのでしょうか?
A.我々の知る限りでは三条の料理店は現在聞いておりません。 多分歴史が長い料理店が多くご先祖が代々蓄えて下さったお陰かもしれません(推測です笑) ただ、今後この事態が長引けば続々と増える可能性は否めません。
Q.「自粛」といわゆる「経済を回す」ということの狭間で利用者も悩みます。実際のところ、売り上げはどのくらい落ちて、今までの売り上げの何割程度を目標にされているのでしょう?
A.感染が拡がり始めた当初 キャンセルが相次ぎ、飲食店は売り上げは9割減、現在は3割減くらいでしょうか。 今後も3割減を維持出来ればと考えます。
Q.コロナウイルス感染症で三条別院に望むことなどありますか?
A.三条別院にはテイクアウトなどでご協力頂いて大変ありがたいです。 昔から 寺町には花街が存在して大変な賑わいがありました。 昔ながらの風情を残すのが本寺小路の強みだと思います。 漠然とですが 個々のお店独自のテイクアウトではなく 本寺小路全体のネーミングまたは三条の寺のシンボルの三条別院のネーミングを生かしたお弁当や○○コースみたいなものを皆さんに食べてもらえたら面白いですよね。
○次回の「三条別院に想う」は、
鈴木久幸 氏(近畿日本ツーリスト三条支店次長)
よりご執筆いただきます。
【次回は特別編⑤ 旅行業界は今】
▲7月22日から苦境に立たされている旅行業界を経済的に支援するための政府主導の「Go to トラベルキャンペーン」が始まりました。首都圏から地方に感染を拡大するのではという批判と、経済的にやむをえない政策なのだという声と、賛否が分かれるところです。三条別院でも11月の本山御正忌団参について、開催の判断が迫られています。旅行業界と言っても、旅行代理店、バス会社、ホテル・旅館、地方の観光業界等、様々な業種に影響が及んでいますが、今回は旅行代理店では実際にどのように考えているのか、お聞きします。
2020年7月2日
首都圏は今
(東京教区横浜組西教寺副住職 伊藤 大信 氏)
▲緊急事態宣言が解除された東京でも、6月26日現在で毎日50人近くの感染者がでており、人々の生活は変化を余儀なくされています。2018年秋彼岸会で講師を勤められ、首都圏開教についてお話しいただいた伊藤大信氏(東京教区横浜組)に、現在の首都圏と寺院の様子、直面している課題や教化方法の変化などをお話しいただきます。また、横浜といえば「ダイヤモンド・プリンセス号」が停泊した港があります。
真宗大谷派宗門は、7月1日、大谷暢顯(釋淨如)門首にかわり、新たに大谷暢裕(釋修如)門首をお迎えいたしました。この慶事に遇えましたこと、宗門の一人として、大変有難く思います。
さて、新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちがこれまで当たり前と(勘違い)してきた日暮らしを大きく揺さぶりました。中国の武漢市で原因不明の肺炎患者が確認されたのが昨年12月、日本国内で初めて感染者が確認されたのが1月、この頃の私たちは対岸の火事と言いますか、全容が分からず、特に危機の実感がありませんでした。そして「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客乗員を横浜港で船上にて隔離し始めたのが2月初旬、この頃ようやく少しだけ問題の大きさを感じ始めたと思います。未だ半年にも満たないのに、いろいろなことがありました。以下、横浜に住まう者が、6月24日現在にて思うことを述べていきます。
まず、現在の首都圏です。収束の見通しの立たない中ですが、すでに人びとの警戒心はかなり薄れ、注意力も散漫になってきたと私の目には映ります。マスクを着用することはすっかり一般化しましたから、ほとんどの人が着けています。しかし、良し悪しは論じませんが、移動交流・経済活動はコロナ前にほぼ戻りました。「自粛疲れ」という言葉も、みなさん御存知のことでしょう。(ちなみに、バー好き・酒好きの私ですが、3月27日を最後に未だ飲み歩いていません。偉い!)
次に、お寺の様子です。三条教区も東京教区も広範ですので一概には言えませんが、東京教区の横浜は月忌参りの習慣がほぼありません。拙寺は北陸出身と関西出身のお宅の2軒だけが月忌の御縁です。そちらへの訪問もひととき控えました。また、横浜では御法事は、御門徒宅のお内仏においてはほぼなく、99%以上を寺の本堂で勤めます。しかし広い本堂で勤めるにもかかわらず、御法事はおおかた中止・延期となりました。本堂の空間が広くても、そもそも御家族・御親戚が自宅から寺まで行く自家用車や公共交通が密接・密閉となるためです。さて、そのような本堂の活用としてですが、友人のお寺は、学校・幼稚園などが休校・休園となり、学習施設や娯楽施設まで閉鎖されて、自宅で鬱屈している子供たちのために、本堂を開放していました。換気・除菌をこまめにするなどの配慮をしてお迎えし、自由に過ごしてもらったそうです。
最後に、教化の新しい試みとして、多くの組織・個人が法話をインターネット配信していますが、突出の一人として、東京都中野区の願正寺住職竹川英紀さんがおられます。「浄土真宗法話配信有志の会」を立ち上げ「浄土真宗Live」を展開、先日は三条市正楽寺当院齊藤研さんが法話に立たれ、開催には小千谷市淨照寺当院小林智光さんに尽力いただきました。
以上、あらあらと述べました。仏教、ことに浄土真宗は「お聴聞」に尽きます。「お説教」をいただくことが肝要です。状況はどうあれ、身を運べるならば身を運び、インターネット配信ならば画面上にて、ともどもに聴聞させていただきましょう。今秋また、三条別院のお取り越し報恩講に参詣したいと念じております。
合 掌
伊藤 大信 氏
(東京教区横浜組西教寺副住職 東京教区教化委員会同朋の会推進部門委員)
○次回の「三条別院に想う」は
石橋 昭尚 氏(二洲楼)
よりご執筆いただきます。
2020年6月11日
新型コロナウイルスで分断する世界の中で(南米開教監督・ブラジル別院輪番 塚本智光氏)
▲新潟県を含む39県は5月14日に緊急事態宣言が解除され、5月21日に関西2府1県、25日には首都圏の1都3県と北海道の解除が行われました。しかし一端封じ込めに成功したと言われている中国や韓国でも集団感染が発生し「第2波」が懸念されています。そんな中、感染者数が世界第2位(5月25日現在)となったブラジルは、感染拡大は現在も継続しています。各国が独自で対応を迫られていて世界の「分断」が報道されるようになりました。現在ブラジル別院輪番を勤められている塚本智光氏(第18組等運寺前住職)は、世界や社会の分断が問題となる中、ブラジルで「非日系」の真宗門徒に触れ、「同朋」という言葉を再認識しているといいます。
ブラジルのコロナウイルスの感染者が34万人、死亡者も2万2千人を超えました(5月25日現在)。たった一日だけの新規感染者が2万人を超え、死亡者が千人を超え、終息に向かう傾向など全くなく、実数はその10倍以上だという情報もあります。会議のため日本から帰国したその日から2ヵ月間、大半は自室で自炊をし、別院内の6名は互いにメールで連絡を取り合い、ZOOMで会議をしています。通いの職員5名は自宅待機です。
南米開教区に赴任してまだ2年にも満たないことですが、その短い期間の中で「同朋」また「僧伽」という言葉の重要性を再認識させられています。南米開教区では、毎年20~30名の帰敬式受式者があって、真宗門徒の歩みを始められる方が誕生しています。特筆すべきは、その受式者の過半数以上が非日系のブラジル人であるということです。
日本的な感覚では、生まれ育った家や、肉親の葬儀をご縁と真宗の教えに出あい、帰敬式を受けることが多いのです。ところが、非日系のブラジル人受式者たちは、真宗門徒の家に生まれ、仏教で親の葬儀を執り行った者は一人もいないのです。ブラジルはカトリックが国教ですから、幼少の時にカトリックの洗礼を受け、学校では「なぜ」という疑いを持つことすら許されない宗教教育を受けます。そこに疑問を感じ、満足できない人々が、純粋に仏教や他の宗教に教えを求めて寺に来るのです。
別院の彼岸会法要で、非日系のブラジル人に感話をしてもらったことがあります。彼は日曜礼拝の仲間に、まず「僧伽」として受け入れてもらったことに深く感動したと話しました。そして、ともに「僧伽」であることに気づいたことで、次第に「法」と「仏」とがすんなりと理解できたと述べました。「仏法僧」ではなく、「僧法仏」の逆順なのです。思えば、親鸞聖人も法然上人を「よきひと」といただき、法然上人は「ひとえに善導に依る」とおっしゃいました。教えとの出会いは、過去から現在に流れるものではなく、現在の身近なところから過去へと訪ねるものなのでしょう。ともに念仏申す「僧伽」たれという呼びかけとしての本願には、言語も国境もないのだと、あらためて思いなおしたことでした。
今年の世界同朋大会が中止になってしまいました。日本語を話せないブラジル人真宗門徒8名を含め、32名の参加を予定していました。残念です。次回の第14回世界同朋大会は、2025年ブラジル大会の予定です。
私たちは、たぶん「同朋」という言葉にも耳慣れてしまったのかもしれません。あらためて人としてのいのちの尊さに目覚め、国籍を超えてその感動をあらたにする同朋大会とならんことを念じています。それまで在職するのかどうかは私の知るところではありませんが、ご縁がありましたらご参加ください。
塚本 智光 氏(南米開教監督・ブラジル別院輪番 三条教区第18組 等運寺前住職)
○次回の「三条別院に想う」は、
伊藤 大信 氏
(東京教区横浜組西敎寺副住職 東京教区教化委員会青少幼年部門幹事)
よりご執筆いただきます。
2020年5月4日
コロナウイルス感染症と三条市の経済について(ベジテーブル白鳥賢氏)
▲4月末現在、全国に緊急事態宣言が発令されましたが、コロナウイルス感染症の収束の目途が立ちません。三条別院のある三条市は中小企業や個人事業主が多く、それ故、長期化すると経済的な打撃を受けやすく、特に夜の飲食店は危機的な状況にあります。三条の経済の実際の状況について、お取り越し報恩講のスタンプラリーなどでご協力いただいているベジテーブル社長の白鳥氏に執筆していただきました。
2020年初頭から世界中に広まった新型コロナウイルス感染症は、あっという間にパンデミックを宣言するに至りました。世界は主要都市を封鎖し、渡航を制限、世界を挙げてこの感染症撲滅に専念することとなりました。 感染者の爆発的増加からの医療崩壊を防ぎ、致死率増加を食い止めるため、日本政府がとった策は「人との接触を8割減らす」でした。「不要不急の外出自粛」によって「まち」はその活気を失い、生活を豊かに彩ってきた多くの産業が突然瀕死の状態に追い込まれました。
中でも県内人口比率で最大の飲食街を持つ三条はその影響が甚大です。多くの飲食店が慌ててデリバリーやテイクアウトを始めていますが事業を支えるほどの効果は見られないのが実状です。今は事業を様々に工夫し助け合い、国、県、市が打ち出している支援策を活用し、なんとか生き延びようとしています。ここは三条商人の腕の見せ所です!
個人的には、幸い①原因が明確②金融が健全③清潔で協調性ある国民性、によって、世界が協力して取り組んでいる予防薬、特効薬の供給が始まれば、ある程度落ち着いた日常が戻ってくるのではないかと考えています。但し、タイムリミットはあります。2ヵ月3ヵ月ならまだしも、これが半年、1年となると事業者の体力は尽き、市民経済は困窮を極めてくると思われます。市民活動が止まったまま、さすがに長期間の持久戦は不可能です。 今後どうなってゆくのか、今どうすべきなのかは一事業者の私には暗中模索の日々ですが、明らかに人の流れ、行動様式は変わり、価値観も変わってゆくのでしょう。たとえコロナショックの見通しがたったとしても、おそらく以前のような社会はしばらく戻らないのではないしょうか。
一方で、この機に遠隔医療、市役所のネット手続き、遠隔教育、自動運転などテクノロジーの社会実装が一気に進み、便利で衛生的な近未来がいとも簡単に実現するのかもしれません。 そのとき最も大切なのは「心の豊かさ」をどう実現するのか、なのかもしれませんね。
白鳥 賢 氏(有限会社四季の定期便代表取締役)

▲執筆していただいた後に、三条市の飲食店などの現状や心境について、さらに詳しくお聞きしてみました。
Q、執筆いただきありがとうございます。ちょうど4月16日、全国に緊急事態宣言が拡大されました。耐え抜いた時の「心の豊かさ」について、僧侶たちも力になれるかもしれないです。「2、3ヵ月」が勝負とありますが、いくつか質問させてください。
Q①、国、県、市の支援策からもれてしまいそうな業種はあるのでしょうか?
A①、当初制限がかかりましたが今は割と網羅されているのではないでしょうか。
Q②、また特に苦しんでいらっしゃる業種の方はどのような方でしょうか。
A②、居酒屋とか、クラブとか、しかも割と大きいところほど大変らしいです。
Q③、実際白鳥さんのところで給付金などの手続きははじまっているのでしょうか?
A③、給付手続きは補正予算成立後だということでタイミング待ちです。今は手持ち資金で持ち堪えています。
(4月27日現在、三条市では持続化給付金前借り支給等の対応をはじめている)
Q④、行政とは独自に「三条商人」が協力しあっている対策は主だったものはどのようなものでしょうか。
A④、カンテツさんがYou Tubeで市内飲食店を紹介するため資料を集めています。また工業会が料亭さんから積極的に弁当を頼んだりしています。
Q⑤、雇用主と従業員と心境が若干違うと思いますが、白鳥さんのところはどうでしょうか。いろいろとすいません。状況はさまざまであると思いますが、主観でもかまいませんので教えていただければと思います。
A⑤、従業員には「ぜんぜん大丈夫」と言っています。店も来店が少なくても通常営業してなるべく普通にしています。オーナーの心境としてはドキドキです。ただ、ウチは商いが比較的小さいのでこういう時はまだマシです。大きくやっているところは深刻です。毎日固定費が湯水のように消えていきますので。いままで「やり手」と言われていた飲食店ほど被害が大きいのが特徴です。歴史上飢饉など国難のときでも仏教は人々の心の支えでしたよね。奈良の大仏も感染症蔓延のときできたと聞きました。期待しています。
Q⑥、ちなみに他にも別院に望むことやしてほしいことなどありますか?
A⑥、別院職員の「順番に弁当買う」はとても良いと思います。何がいいかって、その飲食店が励まされます。応援してもらっている実感があります。あとYou Tube別院で親鸞の教えをわかりやすく説く。最後に傾聴をオンラインで出来たらいいですよね。Zoom別院とかLINE別院など、TV電話機能で話しを聞いてもらえるなど、いいと思います。
2020年2月21日
「鍛冶ガール」について三条マルシェ実行委員に執筆してもらいました!
【三条別院に想う】鈴木千博氏(三条マルシェ実行委員)

昔、よく散歩したり走りまわったりしてたな
昔、裏山があったよな
三条マルシェに携わる様になってから、昔みたいによく訪れる様になりました
すごく懐かしく感じています
この街の中心にある別院さん
時代は変わっても三条の中心から、街全体を見守るかのようにそこにいてくれていますね
色んな時代を見てきたんだと思います
別院さん、もしこの街の今とはちょっと違った風景が見れたらどうですか?
もし、昔見ていたような懐かしい風景も
また見れるかもしれないとなったらワクワクしませんか?
私は【鍛冶ガール】という2次元キャラを、多くの方々と共にこの街に誕生させました
もしかしたらその鍛冶ガールが、そんな風景を見せてくれるかもしれません
別院さん、その時は鍛冶ガールが別院さんの敷地内を散歩したり走りまわったり
するかもしれませんが、その時は許してあげてください
そして、この街のちょっと違った風景をニコニコしながら見守ってください
この街を、今よりも元気で面白い街にしていきたいと想います
昔走りまわっていた別院さんの敷地内で、そう想います

中央が鈴木氏。それを囲むイベント班を中心とした三条マルシェ実行委員たち。
【「鍛冶ガール」に想う】
三条別院の職員として私が町おこしをしたいと思うのは、別院周辺の本寺小路や中央商店街や一ノ木戸商店街がふたたび賑わえば、三条別院への参詣者が増え、仏教を聞いてもらうきっかけになれればという理由である。この「町おこしをしたい」という理由は、中小企業であれば経済を活性化したいということや、過疎などに伴う人口流出の加速などの深刻な問題や、実生活における不便(スーパーマーケットや病院など)の問題や、あるいは仲間を増やしたい、あるいは自己実現の場としたいということだったり、自分たちの町を自分たちで作るという意識であったり、さまざまであると思われる。さて、今回の主題の「三条マルシェ」であるが、三条別院も年に1回程度会場となるということで、実行委員としても参加させていただいている(出席率は悪いが別院開催の時の会議はなるべく出席している)。その良さは三条市民みずからによる実行委員制で、やけに頻度が多いことや、それに伴う気軽さや敷居の低さであるといえよう。そこには多種多様な町おこしの動機達が集まってくる。今回三条市体育文化会館のリニューアルイベントで三条マルシェが行われた際には、三十路をはるかに越えたおじさんたちが「萌え」で町おこしをしたいということで(「萌えおこし」というのはもはや現代用語になっているという…)、鈴木氏をはじめとした委員の懸命の働きかけで、「鍛冶ガール」というキャラクターが短期間で誕生した(それを私は横で見ていた)。短期間に委員間で多量のやりとりがありすぎて私はマルシェのグループラインの通知をオフにしたくらいである。今後は映画化などを目指しているというが、このような過剰な情熱を敷居を低く受け入れる土壌が三条マルシェにはあるということが良いところである。今回発案者のイベント班の鈴木さんから原稿を書いてもらい、認知度が高まる前に「青田買い」したので、ゆくゆくはこの記事の価値が出るかもしれない。あるいは星くずとなって消えるかもしれない。しかし、お寺は敷居が高いと言われることもある昨今、このような取り組みに学ぶことがあるように思う。
(斎木)





