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2008年3月24日
2007年度教区女性研修会報告
去る、3月14日(金)三条教区同朋会館に於て、2007年度教区女性研修会が行われました。晴天のもと、90名の男女が集いました。
講師に、真宗大谷派教学研究所員の高柳正裕氏をお招きして、「親鸞と恵信尼」という講題でお話していただきました。
ご自身の経験から、現在の私たちは「孤独」である。「だれも自分のことを解ってくれない」という人間関係からお話がはじまりました。そして、恵信尼消息の第三通にふれながら、親鸞と恵信尼の関係は、ただ夫婦であるにとどまらず、互いを菩薩(仏)と見出していた、とお話くださいました。そして、仏の願いは「あきらめない」という熱意を感じることのできた研修会でした。座談会での活発な意見、質問にもお応えいただき、予定時間を少し超えてしまいました。
高柳先生、本当にありがとうございました。
次回は、2008年5月27日(火)新潟地区女性研修会が、第20組松韻寺を会場に開催いたします。
2008年3月11日
「ハンセン病問題」 in 高山 報告
行ってきました。飛騨高山へ。
何の為かと言いますと、「真宗大谷派ハンセン病問題
全国交流集会」に参加してきました。
今回で第7回目になります。前回までは、本山のある
京都で開かれることが多かったのですが、
(京都開催は4回・沖縄1回・草津1回)
今回ハンセン病療養所の無い地域で初めての開催となりました。
(あ、本山のある京都は別ネ)
そこでどの様になるか、気になっていましたが、
あけてびっくり。
参加者は300人を超え、地元はもとより全国津々浦々、
国内13園から、海外台湾からも駆けつけていてびっくり。
この問題は本当に深刻なことであると、改めて感じました。
開会式は、宗務総長から始まり、高山副市長まで壇上に上がり
「市を揚げて歓迎します」と結びました。又、高山市議会で
「ハンセン病問題基本法」の制定を全会一致で国に要請する
ことが決まったことの報告を受けました。
このことは、療養所の無い地域では初めてのことだそうです。
今回のメイン講師は、
全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長の
神 美知宏(こう みちひろ)氏を迎えて、
(人間に帰ろう‐高山で出会う私のハンセン病問題-)
をテーマでお話を頂き、その後三つの分科会で、
基本的な問題提起から療養所の将来構想、
そして私たちがこれから何をすべきかを皆さんで考え、
理解を深めていきました。
最終日は、高山別院で「ハンセン病隔離の歴史の中で亡くなられた
全ての人をしのんで」追弔法要が勤められました。
今回、療養所が近くにない場所ということで、
どれだけ理解を得られるか危惧する声が、とても多く聞かれたそうです。
でも交流集会のスタッフと高山教区が事前に多くの難問を一つずつ
クリアして行き、結果として高山市も巻き込んで大きなうねりを
作り上げたと感じました。
又、韓国、台湾のハンセン病療養所の問題も、
大きな問題として受け止めていかねばならないなど、
まだまだ多くの問題が山積しているハンセン病問題であるだけに
これからの活動がいよいよ重要になってくることを感じ高山を後にしました。
[報告]多田修(「差別と真宗」共学研修会部門スタッフ)
2008年2月27日
第16回真宗同朋の会全国推進員交流研修会
既報の交流研修会は、2008年2月23日~25日の3日間、
真宗本廟・同朋会館で開催されました。
開催趣旨は、2011年に厳修される宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌を3年後に控える中、私たちはこの御遠忌をどのようにお迎えするのかという課題か
ら、推進員として本廟奉仕を行い、全国から集った同朋と共に、自らが学び、
宣誓した自分たちの原点である御真影のもとに集い、念仏の僧伽に学びたいという、願いによるものでした。
テ-マ 「宗祖としての親鸞聖人に遇う」
サブテ-マ 「今、いのちがあなたを生きている」
基本理念 「真宗門徒の自立と連帯」
講師 延塚 知道 (のぶつか ともみち)氏
(現大谷大学教授・日豊教区昭光寺住職)
2007年12月21日
第27回法灯の集い
12月5日~6日に長岡市郊外蓬平温泉蓬莱館福引屋で開催されました。
名うての豪雪地でもあり、心配された雪もさしたることもなく、参加者68名は2日間、高田教区浄泉寺住職、井上 円氏による「御流罪八百年–親鸞の道を行く」を聴講しました。
聖人の法名とその生涯について話されたが、僧俗とも親がつけてくれた名前といただいた法名の違い、生前法名–仏弟子の名乗りの大切さを学びました。 交流会では聖人の雪深い越後での苦難を偲び、詩吟「親鸞聖人雪中布教の図」が詠じられ、その後、宴は大いに盛り上がった。
2007年8月25日
第33回推進協総会研修会から
去る8月18日~19日、出席者81名によって三条教区同朋会館・三条別院で開催されました。
総会では報告事項および事業計画・予算案が承認決定された。
研修会では、札幌大谷大学学長太田清史氏より「法会の意義と推進員の役割」と題して講義を受けました。
以下そのレジュメの項目を紹介します。
1、仏教の理想的人間像ー大乗菩薩道
2、父性宗教と母性宗教
3、「凡夫乗」としての真宗:大乗を超える
4、寺族ならびに推進員の基本的使命
5、推進員のアイデンティティとは何か?
なお、詳細は三条教区通信第3号、推進協機関紙「すいしん」30号にて報告されます。