どんな日も、どんな時代も、そばにある。

三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

三条別院に想う
MEMORIES OF THE BETSUIN

2024年1月27日

三条別院に想う

別院へのご縁、心の距離 安原彰子 氏(中越12組安淨寺坊守、新潟教区坊守会長)

▲例年お取り越し報恩講では坊守会役員の皆さまにも加勢をお願いしております。無事に円成を迎え、新潟教区坊守会長の安原彰子氏に執筆いただきました。


今までの私にとって三条別院は、年に一回報恩講に組の団体参拝で訪れる所でした。かつては今のようにバスが境内に入れず、ちょっと離れた所から歩くのですが、だいたいお天気が荒れるんで す。傘もさせない程の雨風の日が多く、よく支度していかないと大変な目に合う日でした。本堂内も本当に寒くて、一応若かった私は遠慮してストーブの近くには座らず、とにかく着込んでお参りしたものでした。

それが地球温暖化の影響か、今年は戸を開け放していても大丈夫なくらいでしたね。半袖の子もいました。当時からすれば考えられません。誰かが戸を開けたものならすーっと外の冷たい風が入ってきて一斉に皆がそちらを睨んだものでした。

そんな係わりしかなかった私ですが縁あって、今年度より教区の坊守会長を務めさせていただくこととなり、今までより三条別院が近い存在へと変わってきました。正直、物理的な距離もあって三条別院までの道のりを面倒に感じていましたが、会議に総会、研修会、報恩講のお手伝いと通うウチに不思議と距離も縮まったような気がしています。私の場合、子どもたちも巣立ち、まだそれほど歳も取っていない今だから通えるというのもあると思います。が、通い慣れればどなたもそんなものなんじゃないかと思います。遠いと感じておられる皆さんも、どうかご縁のある時、足を運んでみてください。心の距離が縮まると近く感じてくるものです。

 高齢化の波とコロナ後で、なんとなくお参りが少なくなってしまった今、まず寺族の私たちが三条別院に集いお参りしましょう。人が集まるところに、人が集まってくるものです。これはまぁ、私が心配することではないので、まず私がお参りいたします。南無阿弥陀。

 合掌

【お取り越し報恩講にて。中央が安原氏】

安原彰子 氏

(中越12組安淨寺坊守、新潟教区坊守会長)


○次回の「三条別院に想う」は、

    堀川 龍志 氏(第16組淨專寺)

よりご執筆いただきます

▲2023年11月のお取り越し報恩講より掛役習礼に参加してくれた堀川さんが、実は芸人「堀川ランプ」としても活躍しているということで、次回は今の心情を執筆して頂く事になりました。

2024年1月27日

三条別院に想う

縁に催されて 小嶋 勇司 氏(第10組光圓寺門徒、新潟教区推進員連絡協議会会長)

▲今回は新潟教区推進員連絡協議会会長の小嶋氏に執筆していただきました。


2013年7月、義姉から、「父が推進員養成講座で二泊三日の研修を受けに京都に行く、坊守さんから腰が45度程に曲がり、歩行も覚束ない父を心配し、貴女が付き添いでいけないなら、私が行くしかない」と言われ自分も仕事があるし、何とかならないかと相談されました。

当時義父は87歳今でいう後期高齢者米寿を迎えるお年寄り、何故その年で研修を受け京都まで行くのか、その訳を知りたくて自分が付き添っていくことにしました。

義父が時折話す第二次世界大戦と死生観、語る仏教に違和感を抱いていました。

60歳定年で退職するまで消防署に勤務、非日常現場での作業に従事し、人の生死に関わって来ましたので、仏教とは何ぞや、仏教で人が救えるのか、そんな思いで、聴講生として義父と本山で机を並べ学びました。

2015年手次寺の住職から、真宗講座の受講を薦められ先回聴講生として受講したものが消化不良であるため受講しました。その後真宗講座のスタッフとして加わるようになり、三条別院を訪れる機会も多くなりました。

春秋の奉仕研修等、そこで各組の皆様から多くのことを学んだと思います。「人は煩悩の塊何処まで行っても凡夫、分かったようでもわかっていない、仏法は毛穴からでも入ると言われているから別院で行事があるときは、積極的に参加するように」と諭されました。

2023年三条別院お取り越し報恩講では、諸殿拝観の説明役を強いられ、浅学菲才の身を思い知らされました。本山の明治における再建については時折お話を伺うことがあるのですが、明治41年に再建された三条別院再建について今後お聞きする機会を得たいと思うところであります。

 三条別院でのおみがき奉仕団として初めて参加した際の、苦くも懐かしい思い出があります。先輩諸氏に負けまいと、中途半端なお磨きで洗い場に仏具を持参したところ、「磨きが足りないやり直し」その後懇切丁寧に指導していただいた、米山裕子様が10月末浄土に還られました。

 お世話になりました、心から哀悼の意を表します。

                                     合 掌

 小嶋 勇司 氏

(第10組光圓寺門徒、新潟教区推進員連絡協議会会長)


○次回の「三条別院に想う」は、

  安 原 彰 子 氏

(中越12組安淨寺、新潟教区坊守会長)

よりご執筆いただきます。

2023年10月24日

三条別院に想う

毎年不闕
松本 昭則 氏(佐渡組本龍寺住職)

▲10月には4年ぶりに佐渡組へ報恩講職員巡回に伺ったということもあり、院議会議員の松本昭則氏に執筆していただきました。


三条別院には20年程、お世話になっております。三条真宗学院入学からのご縁です。3年間、100回位、1年は東京から、後2年は佐渡から通い、毎回同朋会館に泊まり、おあさじお参りさせて頂きました。100回泊って、100回飲んで。中越地震の時、開いている飲み屋を求め、余震でガタガタする中、痛飲しており、被災された皆様には大変申し訳なく思います。新幹線不通で帰京不可、でもなんとか帰島はできました。同朋会館第一会議室には地震の際、揺れによってこぼれた輪灯の油の痕が、今も床の絨毯に残っています。

当時、本寺小路でよく通ったバーのマスターと、朝の6時半まで飲み、7時のおあさじに一緒にお参りした時のこと。別院の職員さんに、酒臭いといわれまして、申し訳なかったです。

そのマスターとはその後、何度も別院でお会いする機会があり、又、店に顔を出して! はい 必ず。 それが最後でした。急に亡くなられ、もうお会いできません。

今も別院にお参りすると、マスターの姿を探してしまう、私がおります。南無阿弥陀佛 南無阿弥陀佛 南無阿弥陀佛

出来るだけ、飲まないでお参りしましょう。

さて、11月5日から8日まで三条別院において、お取り越し報恩講が勤まります。最初で最後と思い、お参り・出仕しませんか? 互いに声を掛け合って 親鸞聖人にお遇いしましょう。

また、11月21日から11月28日、本山で御正忌報恩講が勤まります。お参り・出仕しましょう

どちらも、満堂で勤まりますように その中のひとりはあなたであり、私です。 彌陀の仰せ 私の名前を称えなさい はいッ南無阿弥陀佛 南無阿弥陀佛 南無阿弥陀佛……無了 しまいなし

【教区声明講習会に欠かさず出席される松本氏(前列正面)】

                    松本 昭則 氏(佐渡組本龍寺住職)


○次回の「三条別院に想う」は、

小嶋 勇司 氏(第10組光圓寺)

よりご執筆いただきます。

▲次回は推進員会長としておみがき奉仕団からお取り越し報恩講の加勢まで、お手伝いいただいている小嶋氏より、執筆していただきます。

【報恩講の仏具は大きいものばかり。仏器をみがく推進員連絡協議会会長小嶋勇司氏】

2023年10月24日

三条別院に想う

そうであってほしいと思う自分の姿を問う
坂井 成 氏

▲今回は、三条別院のおあさじや行事にたびたびお参りにきていただいている坂井さんより執筆していただきました。


僕が初めて三条別院に行ったのは、令和元年の6月です。僕は、趣味でバンド活動や詩・俳句を書いています。文学や宗教に興味があり、三条別院のホームページに高校時代の後輩が、職員として紹介されていた事が、行き始めたきっかけです。いざ友人とお参りに行ってみると、少し前にその後輩は退職しており、会うことは出来ませんでしたが、その際、僧侶の方が、親切にお寺の中を案内して下さり、事務所で勤行本を購入することが出来て嬉しかったのを覚えています。

それから、時々、晨朝や定例法話・声明教室に参加するようになりました。祖母や母・バンドメンバーと一緒に法話に参加したり、僧侶の方やご門徒さんとも知り合いになることが出来ました。家族や友人と法話の内容を共有したり、わからない事を自分なりに調べたり、考えるようになりました。三条別院は、僧侶の方や参拝者の方と一緒に地域の方々が作ったお料理を食べる事が出来たり、難しいイメージの仏教を気がるに質問できて、居心地がよく安心できます。緊張感もあり、僕にとって大切な場所です。だからまた、三条別院に行こうと思うんだと思います。三条別院に行くと、僧侶の方の言葉を生で直接聞くことが出来ます。同じ言葉でも、本や動画で聞くより、直接、僧侶の方を目の前にして聞くとでは、言葉の重みが、全然、、違います。もっと聞法したいと言う思いが出てきます。

法話を聞く中で、印象に残っているのは、「仏教は願いを叶えたり、死んだら良い所へ行くものではない、そうであって欲しいと思う自分の姿を問うものだ」と言う言葉です。僕はいつも、こうでないといけないと、色々な事を決めつけて、思い通りにならないと、すぐ、淋しくなってしまいます。そう言う自分を知らされていくと、思い通りになる事だけが、良いことなのか、本当に、そうじゃないと、いけないのか、正しさってなんなんだ、答えは、一つじゃないんじゃないか、と、考えるようになりました。僕は学生の時、色々な音楽に出会って音楽の形は一つじゃないんだと、思ったことからバンドを始めました。色んな形がある、真実は一つじゃない、そう言う所で、仏教は、音楽と凄く通じるものが、あるんじゃないかと思います。

これからも、三条別院で、法話を聞いたり、色々な行事に参加したいと思います。それでも自分の事として仏教を聞いていくのは難しいかも知れません。でも、だからこそ、聞法を続けて行きたいと思います。 僕は、三条別院と出遇えて本当に良かったです。

                       

【バンド「Super Pork Frank」で演奏する坂井氏と詩集「週末の匂い」】

坂井 成 氏

新潟市在住。バンドSuper Pork Frankで活動中。好きな熟語は「絆創膏・仏蘭西」。


○次回の「三条別院に想う」は、

松本 昭則 氏(佐渡組本龍寺)

よりご執筆いただきます。

2023年10月24日

三条別院に想う

歴史ある本寺小路
石川 早苗 氏(有限会社ピュアシャイニング代表取締役)

▲三条別院の参道「本寺小路」は、新潟県内有数の飲食店街として、三条別院とともに栄えてきました。新型ウイルス感染症流行下では、紙上でたびたび「本寺小路は今」というテーマで現状を報告いただいてきましたが、本年5月に五類感染症に移行したことに伴い、だんだん活気も戻ってきたように感じます。本寺小路でクラブパープルを経営し、本寺小路元気プロジェクトの役員等で積極的に街の活性化に取り組んでいる石山氏に、現状をお聞きしてみました。


「歴史ある本寺小路」

【2023年8月23日20:00。ネオンの明かりが戻りつつある】

 コロナも落ち着き本寺小路にも少しずつ賑わいが出てきているようです。コロナ前から年々人通りが減ってきていた中でのコロナでしたので、今が輪をかけて少し賑やかに感じられるところもあるのかもしれませんね。

 そして本寺小路と言えば「大人の場所、年齢層が高め」のイメージだったようですが、そんなこともなく20代~40代の層の方が多く見受けられます。

どちらかと言えば年齢関係なく働き盛りと言われる方々ですね!

少しずつ集まりが増えてきて、今まで出ない癖がついてしまっていた方も動き出すようにはなってきたと思います。

コロナ前と今ではお店の件数も肌感としてあまり変わっていないような気もします。

閉店したお店もあるけれど、その分新しいお店が開店しています。今は年齢関係なく手軽にオープンすることができるようになっているので、そういった面ではお店も増えています。

お客様の足が戻りつつある最近でちょっと気になったのは、飲み方を知らない方、そして教えない方が多いな~~と感じます。その辺は昔も今も変わらないのでしょうが、時代の流れに伴ってやはりタイプが変わってきているようです。自己解決で終わらせる、周りに助けを頼まない、周りも気に掛けることもない、などといった様子をよく見かけることが多くなりました。お手本になる方と飲む機会もなければ作らないのも要因の一つでしょうか。
 でももう一つ素敵な傾向だと気になっていることもあって、なんといっても女性の方々が増えた!って感じます。もっともっと気軽に女性が立ち寄れるお店が増えるといいですね!

話しは変わりますが、昔からの本寺小路のあらましを聞くと、切っても切れないのが東別院さんですよね。

東別院さんがあることでこの通称真ん中が栄えたわけですから、本寺小路と東別院の繋がりは深いものと思います。

そういったことを踏まえ東別院さんはとても協力的で、街とのタイアップを色々な形で実行されてきていますよね。三条商工会議所企画での「東別院のライトアップ」「あかり物語」「本堂にてオペラコンサート」「お坊さん酒場」などでは本当にお世話になりました。

また、街の活性の為に独自での企画を常に頑張っている姿などをお見受けして本当に感激しております。ありがとうございます。

私達本寺小路で営業している店舗として、この歴史ある街を次世代に繋げていく事は大切な役目を担っていると感じる今日この頃です。時代とともに変化しながらも老若男女が集まる「真ん中」をもっと沢山の方々に愛していただけるように精進致したいと思います。

                       

石山 早苗 氏

(有限会社ピュアシャイニング代表取締役)


○次回の「三条別院に想う」は、

坂 井  成 氏

よりご執筆いただきます。

▲次回は三条別院の諸行事にたびたびお参りにきていただいている坂井さんより、執筆していただきます。

トップへ戻る