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2019年4月6日
釈迦礼弁当2019報告
三条別院春彼岸会新名物プロジェクトも今年も2年目で、三条スパイス研究所による精進カレー「釈迦礼弁当」も、MAXの60食に達しました!
釈迦礼弁当2019 献立
①蕗の薹カレー(当日会場で温めて提供) 精進出汁、車麩入り ②茗荷ご飯 蕗味噌付き 昆布出汁、イエロームングダル入り ③おかず&甘味(10品) ・鬱金胡麻豆腐 ・菜花ニゲラお浸し ・雪下人参クミン ・春キャベツマリネ ・新じゃがコリアンダー&カスリメティ ・ナスとおからのスパイスピクルス ・さつま芋レモン煮 ◉蓮根饅頭とマサラ塩 お釈迦様の台座にも描かれている蓮の花から連想 (ブラックペッパー、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、パプリカパウダー) ◉小倉羊羹 親鸞聖人が小豆が好物だったことになぞらえて。 (シナモン、クローブ、ブラックペッパー) ・八珍柿
◉は新メニュー。「春の訪れを待つ信心」をコンセプトに、食べれば食べるほど発見のあるお弁当となっています。
毎年旬の食材を見極めて更新していくという職人の仕事に感心します。
人間にとって毎日三食ほとんど必ず食べなければいのちをつないでいくことのできない食の大切さを、以前朝の人生講座で関根正隆先生にお話しいただきましたが、法要におけるお斎(とき)を大切にしてきた伝統が浄土真宗にはあります。法要・法話で感じたことを、ともに食事の中で確かめていく営みです。釈迦礼弁当が、春彼岸会の新名物になってきました!
2019年2月17日
おあさじ(晨朝)にお参りがたくさん来ました!
①三条別院では毎朝7時から朝のお勤め(おあさじ、晨朝)を行っています。もっと多くの方にお参りしていただきたい!
②ちなみに、三条スパイス研究所では、毎月二と七がつく日(中央市場の開催日)に、二・七の市や新潟各地から仕入れた新鮮な食材を使った和食の朝ごはんが1食でいただける「あさイチごはん」をしています。
①、②から導かれる結論:ということで、おあさじをしてから、何となく朝食を食べるツアーを非公式に今年からはじめてみました。
毎月27日は、別院職員が基本的には全員出勤なので、なるべく朝食を食べに行きたいです!
また、土・日に二・七の市が当たる日も、なるべく朝食を食べたいです!みなさん、朝七時に三条別院に集合してください!
〔そして、おあさじ活性化計画は続く〕
2019年1月9日
除夜の鐘・修正会が勤まり、2019年が始まりました。
新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
三条別院除夜の鐘(12月31日)・修正会(1月1日深夜)が無事に勤まりました。
旧御堂を夜の10時に開けて、自由に本堂・旧御堂をお参りしていただきました。
大勢の方にお参りいただきました!
その後、旧御堂にても法要が勤まり、御輪番の新年の挨拶がありました。
2019年の聞法会のご案内も完成し、配布しています!別院本堂、同朋会館にあります。お待ちしています。
2018年12月18日
「女声」助音が本山御正忌報恩講の内陣出仕を!
三条別院お取り越し報恩講では2012年より、5日の音楽法要の助音方を女性僧侶によって勤めており、①無理に声をあわせることなく声がだせること(「女声」での助音)②女性僧侶による内陣出仕が少ないのでそのきっかけとなること、を目指してきました。御遠忌をきっかけに貸出用衣体を揃え、永寶晴香氏(柏崎市浄敬寺)を講師に、習礼を重ねてきました。今年は別院を離れ、そのスピンオフ企画で、安藤栄寿氏(新潟市勝楽寺)の内陣出退作法講習会を経て(内陣の作法だけでなく、報恩講中の式務所内の様子などについても講習がありました)、11月27日から28日まで本山御正忌報恩講の内陣出仕をするために、貸し切りバスによるツアーを組んで、28日結願晨朝と結願日中に出仕されてきたということで、写真等をいただきましたので、ここに報告させていただきます。
永寶晴香氏からのコメントです。
「この二泊三日の旅の企画から催行までには約2年半程かかっておりますが、そのもっと以前から参加者の皆さんおひとりおひとりに、熱い想いがありました。宗祖親鸞聖人に遇うということはもちろん、既に仏様になられた親しい方と一緒に旅をされた方、懐かしい家族や恩師に再会する旅だった方。バスの中、おときや懇親会の席、お宿の布団の中で、それぞれが私がいただいている教えを確かめ、語り合いながらの旅でした。 お預かりしている自坊の報恩講といえば、本堂・庫裡・お勝手を走り回っている女性陣。今日までを振り返り、次の一本を踏み出させていただく報恩講に、ゆっくりゆっくりお参りさせていただきました。」
別院での研修が、別院をとび超えてこのような形で実を結び、新しいつながり等も生まれ、さらにこれからのきっかけになっていく、可能性はさらに未知数となった今回の研修(?)でした!ご報告の写真をいただき、ありがとうございました。
2018年12月11日
真宗本廟(京都東本願寺)の御正忌報恩講に団体参拝【報告】
毎年、別院で企画している本山御正忌報恩講団体参拝。11月27日から29日の2泊3日。今年の参加人数は37名集まりました(内引率者2名、別院教化審議会会長渡邉智龍氏、列座廣河敦)。27日、まだ日の出ていない早朝から新潟を出発し、14時頃に本山に到着しました。そのまま結願逮夜法要を参拝しまして、バス移動で疲れた体を癒すため、宿に向かいました。また、宿での夕食後は皆さんそれぞれが、ライトアップを見に行ったり木屋町で飲み屋さんを回ったりなど、夜の京都を満喫されていました。
翌日28日は朝8時半頃に本山に到着しました。御影堂の最前列はすでに埋まっていたのですが、中央から前の辺りはまだ余裕があったので、そこに座って参拝することができました。気温も、最高気温19℃と暖かく、過ごしやすい天候となりました。まさに参拝日和!
御満座の法要に先立って、9時からは鍵主良敬氏(真宗大谷派講師)による祖徳讃嘆が行われたほか、10時からの結願日中の法要は、御影堂に入りきれないほど多くの方々が参拝されていました。結願日中は、体を大きく前後に動かして念仏と和讃を繰り返す、真宗大谷派のみに伝わる声明「坂東曲(ばんどうぶし)」で勤まり、力強い念仏の声が堂内に響きわたりました。
また、今回試論として別院教化審議会委員の堀川秀道氏に、団体参拝と合わせて出仕もできるかどうかということで、参加していただきました。
結果として、結願日中は問題なく出仕できましたし、一緒に参拝されたご門徒さんもとても喜ばれていました!来年度は出仕も含めて団体参拝を募ることを計画中です!
お昼は祇園の「美登幸」にていただきました。また、四条通が近くにありましたので、少ない時間でしたが皆さんお食事を終えられると四条に繰り出して、お土産を買ったりお店を見て回ったりなどしておりました。
その後は臨済宗大本山の南禅寺に行き、石川五右衛門の伝説で有名な三門を皆さんでくぐり、代表的な枯山水庭園である方丈庭園を拝観しました!
その後は、滋賀のホテルに移動し疲れを癒しました。
最終日は、真宗十派の福井の越前四ヵ本山のうち真宗山元派の證誠寺さんを参拝しました!
その後昼食は、福井県鯖江にある「蕎麦処聴琴亭」で、十割そばをいただきました。
昼食後、道中富山の「ますのすしミュージアム」に寄ってお土産を買うなどしまして、皆さんそれぞれの家路につきました。
2泊3日という短い期間でしたが、その中で多くのご縁、出遇いをいただいたように思います。その出遇いの一つ一つがつながりとなって、また新たに出遇わせていただく。それが、真宗という仏道の歴史なのだと感じたことでした。
ご参加いただいた皆様、誠に有難うございました。来年も是非ご参加ください!
そして、今年は参拝されなかったというそこの貴方!!来年は必ずご参加ください!