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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

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2018年12月2日

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【調査】三条中央商店街でお歳暮は買えるのか?

お取り越し報恩講が終わり、御煤払い(おすすはらい)奉仕団が12月9日(日)の9時から12時まで行われます。お正月を迎えるための、一年最後の大掃除ということで、輪番によるご本尊の御煤払い、浄圓寺住職による親鸞聖人真向きの御影の御煤払いが行われた後、みんなで本堂内陣や天井などの高いところを含めて掃除をして、法話を聞いて、列座の作った豚汁を食べるという恒例行事ですので、ぜひご参加ください!

年末ということで、私(斎木)は三十代後半に突入したということで、お歳暮デビューしようと思い立ち、お取り越し報恩講でお世話になった三条中央商店街にお歳暮を買いに行きました。三条育ちで就職も三条別院であったため、知人はほとんど県内にいますので、やはり地元三条のものを送るしかありません!それならば、三条中央商店街で面白いものを探してみたいと思います!(註:お取り越し報恩講の商店街との反省会の中で、別院の行事に合わせて商店街の売り出しを行うなど、相互に宣伝しあう計画をしていますので、調査を兼ねた試論として捉えていただければありがたいです)

【ベジテーブル】でお茶をしながらお歳暮の作戦会議をする。まずは喫茶店からというのが、基本ではないでしょうか。

ベジテーブルで、「四季の定期便」のカタログを見せてもらいました。親切なのが、商店街のいいところです。

ベジテーブルで地場産業振興センターで「燕三条じばさん年末フェア」を12月2日(土)~3日(日)まで行っていると聞き、安直で行き当たりばったりの我々は、すぐ行ってみました。面白かったですが、本来の目的を思い出し、カレーを食べてから中央商店街に戻ってきました。

朝の人生講座でオリジナルコラボパンを作っていただいた【コロネット】も冬の装飾が美しい。はたして、パン屋にお歳暮にふさわしい商品はあるのでしょうか…???

【むさしや】で、クリスマスの装飾を見つめるダルマ。「御坊様とコラボ」という黄色いポップがあります。これは何だ???

店内のいたるところにサンタが。

サンタがこんなところにも…眠そう!!


洋菓子は仕込みが大変なので、入念に打ち合わせをしました!

冬の三条中央商店街はロマンティックな雰囲気。

いろいろと探してみましたが、最終的に決めたのは・・・
⓵ベジテーブル(四季の定期便)の三条の果物のジャムの詰め合わせ

三条の大島地区は果樹栽培が盛んで、地元の果物を使ったジャムを販売している。そして洋ナシのル・レクチェも名物。

⓶コロネットの酒かすガトーショコラと動物クッキー

酒粕ガトーショコラは、シュトーレンと同じで熟成するということで、こちらも日持ちする。

かわいい動物のクッキーも多数販売している。クッキーに文字入れをお願いしてみたところ、快諾していただきました!

⓷むさしやのシュトーレン

フランスで修業したパティシエの牧野浩久氏がつくる本格派シュトーレンは、伝統的な「フルーツ」と黒糖の「ジャポネ」の2種類がある。熟成するので日持ちします。500円の小さいサイズのシュトーレンには、別院の行事予定が印刷されています。年末は洋菓子だけでなく、和菓子やもちの注文も多く大忙しです!

お店の人たちは、忙しい中、こちらの無理な注文や質問にも丁寧に対応してくれて、非常に楽しかったですし、それぞれに装飾を工夫されていて歩いているだけでも面白いです!
街はクリスマスムードですが、仏教的には12月8日がお釈迦さまが明けの明星を見て悟りを開いたといわれる成道会(浄土真宗では特に行事はない)、そして御煤払い、12月31日には除夜の鐘、1月1日の修正会など、さまざまな行事がありますので、1年を振り返り、自分の煩悩をみつめながら、時に楽しく時にしんみりと過ごしてみてはいかがでしょうか。そんな時、三条別院—本寺小路—三条中央商店街が、一人でぶらぶらしたり、家族で歩いたり、デートで遊んだりできる一つの選択肢になるものと感じます。

最後に、長時間にわたる調査でつれあいが腹をすかせてしまったということで、【とんかつ三条】で食事をしました。

2018年9月14日

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秋彼岸の精進弁当は割烹きくやに決定!

三条別院秋彼岸会が9月24日(月)~26日(水)に迫ってまいりました!

25日(火)には2015年春の親鸞聖人750回御遠忌法要の際に、別院近隣の料理屋8店舗で協力してつくった精進弁当「聖人とゐなかの人々」を秋の味にアレンジする企画です。今回は新小路にある割烹きくやのオリジナルバージョンを提供します。親鸞聖人が流罪の地越後でであった、いなかのひとびとの優しくたくましい人柄あふれる料理をイメージして、各料理屋の味を生かして秋彼岸名物にしようと考えています。

ゴボウや蓮根など、秋野菜を贅沢に使った、いろどり豊かな精進弁当を作成中です!お斎冥加金は2000円で、9月20日(木)までにお申し込みください(当日券もあります)。

2018年9月1日

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朝の人生講座・夏の御文拝読報告

三条別院では、毎年お盆明けに、本願寺第8代蓮如上人が最晩年に記した『夏の御文』拝読があり、それにあわせて朝の人生講座を開催しています。今年は台風の影響もあり、フェーン現象や温帯低気圧など例年より蒸し暑い中でしたが、8月23日(木)から26日(土)まで勤められました。今年のテーマは「老い」。

24日は細川敏祐貴氏(新潟市西区 護念寺)「老いる子供」(20代僧侶)

湯沢の温泉旅館に生まれ大学でお寺の娘と恋愛結婚して今に至るという経緯や、自身のお父さんが悪性肺気腫という闘病生活の中で自然と仏教を学んでいったこと、お参りしないと気がすまない門徒さんの大学生の話などを交えながら、「老いることが苦しいでのではなくて、昔の自分と今の自分をくらべてしまうことに悩み苦しみが生まれてくる。煩悩は消えることなく、ひとつ消えたと思うとまた新しい煩悩が生まれてくる。そんなとき、どうしたらいいのか、親鸞聖人が教えてくれている」と語られました。

25日は廣瀬清和氏(新発田市 淨念寺)「おもいどおりにならないこと」(30代僧侶)

自分はまだ30代で緊張して、普通は緊張すると聴衆を「じゃがいも」とみるが、今日は参詣者がかなり年上で自分をみまもってくれる「仏さま」に見えるといい、「昔は平井堅とか室伏広治に似ていると言われたが、今ではイタリア人に似ていると言われる」と、自身の変化と老いについても話されました。真宗では自分は罪業は深いものであると自覚し親鸞聖人が最後までまわりの人々を「御同朋」として見ていたこととを話し、「法話のあとの座談会だと本音が語ることが出来ないから、自分はお酒の席が一番好きで、皆さんも飲みすぎにはお気をつけください」とまとめられました。

26日は鷲尾祐子氏(長岡市善行寺)「「老い」にあこがれていたけれど」(40代僧侶)

自身は3人の子どもがいて、自分はささやかな夢で「自分は将来おばあちゃんになりたい」と言っていて、子どもが小さいうちはその夢について子どもたちも嬉しがっていたが、中学生ぐらいになって「お母さんは間違っている。お母さんの夢は子どもに依存している」と指摘され「自分は気軽に言っているが、この子が結婚しない場合があるし、結婚しても子どもに恵まれないこともあるし、同性を愛してしまうこともあるかもしれないし、そういうものを押し付けていた」と気づいたそうです。その他、「老い」をめぐるさまざまなお話がありました。

27日は矢島一樹氏(上越市 福正寺)「五濁悪世の中であえて生きるということ」(50代僧侶)

カンボジアで井戸を掘らないかという話で寄付し、実際に現地を訪れてカンボジアの素晴らしい絹を見た時、「糸を永続的に使うにはどうしたらいいか知っているか?」と聞かれ「何か加工をするのか?」と答えたら「糸を織るんだ。糸は織られないと一人前になれない」と聞いたそうです。中島みゆきの「糸」に言及し「男と女は縦の糸と横の糸であるし、縦の糸は仏教でもあり(スートラ)、必ず人は死ぬけれどそれでもなぜ生きるのかということを考えさせてくれる」と語られました。

本町の中央商店街のコロネットからも、新しい「抹茶クリーム」も登場し、スイカを持参してくれる御門徒などもいて、楽しい4日間になりました。

 

2018年8月31日

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スリランカから空手家が別院にやってきた!

8月23日にNPO法人儀間派光武会主催で、スリランカの空手家の人々が空手の練習で小千谷の真宗大谷派淨照寺で合宿をしているということで、三条別院にも立ち寄っていただきました。

集合写真。

諸殿拝観。来る東京五輪に向けて説明できるのか?

松葉幼稚園の園児との交流もありました。

スリランカの伝統的な踊りを園児の前で披露。

たこ焼きを食べるスリランカの人々。箸は苦手だそうです。

「仏教は頭でわかるものでなく体解するものであり、空手も同様に体解するものである」と浄照寺住職である光武会の小林会長からお聞きしました。また、異文化に触れることで自分の常識が崩れる感じがありました。常識が崩れることは世界が広がることです。スリランカの人々はたこ焼きをたべて、「Very hot! Like fire!」と言っていたのを、あまり英語ができない私(斎木)も聞き取れました。面白い表現です。

2018年8月29日

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新鮮夏野菜を食べる会2018年夏

御門徒の米山さんの家庭農園である「米山農園」でとれた野菜を、斎木シェフ・廣河シェフ・米山調理人が、新鮮野菜を新鮮なままに食べつくす「新鮮野菜を食べる会」を8月9日のダイソン・レイコップ奉仕団の後におこないました!斎木シェフは「夏野菜のキーマカレー」、廣河シェフは「夏野菜の揚げびたし」、米山調理人は「ブロッコリー等のサラダ」、その他飛び込み調理人が「ポテトサラダ玄人風」をつくりました!

米山農園のトマトは、まさに自然が育てた「野生の風味」をかもしだす。

斎木シェフ(左)は所沢で学生をしていた時にに学んだ適当に鍋にぶちこむ料理が得意。米山調理人(右)は野菜の味そのものを生かした生野菜サラダをつくる。

「夏野菜のキーマカレー」。

飲食店で勤務経験のある飛び込みシェフの「ポテトサラダ玄人風」。

廣河シェフは食べることに夢中。エプロンは小学校の時に家庭科の事業で作ったというこだわりのもの。

人間は雑食動物なので、野菜を食べるように生きているということを、新鮮野菜の野生の風味によって、改めて目覚めさせてもらいました!

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