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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

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2017年10月4日

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三条中央商店街がお取り越しに向けて始動!

今年のお取り越しは「やばい」。お取り越し報恩講の参詣者と三条中央商店街の来客が比例関係にあるという歴史的な事実から、ある種の「やばい」危機的状況(今年は参道の露店が3日から2日に減少など)、三条中央商店街の「やばい」猛者たちが立ち上がりました!
その内容は、三条中央商店街がお取り越しにあわせて「中央商店街・お土産発掘ぐらんぷり」「中央商店街・名物食いだおれ選手権」を同時開催し、別院でも「超難解スタンプラリー」などを行う予定です!お互いのコミュニケーションによる動きの速さが商店街の良さだ!ということで、10月に入ってからも急ピッチで計画がすすんでいます。詳しくはまたHPでご案内します。

▲左から村松さん(とんかつ三条)、白鳥さん(ベジテーブル)、小松さん(小松酒店)、武石さん(muku.)、田中さん(muku.)藤井さん(ライズエムディー)。写真は白熱する10月3日の会議の様子。

2017年10月1日

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お取り越し報恩講の駒札を立柱


2017年11月5日から8日まで親鸞聖人の御命日の法要である「お取り越し報恩講」が厳修されます。
10月に入りましたので、昨年三条別院書道教室(東友会)を指導いただいている木原光威先生が揮毫した駒札を、株式会社吉運堂に立柱していただきました。
今年の日程は先般HPに掲載しましたが、さらに今年は三条中央商店街がお取り越しにあわせて「中央商店街・お土産発掘ぐらんぷり」「中央商店街・名物食いだおれ選手権」を同時開催し、別院でもスタンプラリーなどを行う予定です。

報恩講の声明(しょうみょう)は僧侶の声がかれるほど激しく勤められる。

2017年9月24日

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2017年三条別院秋彼岸会報告

9月19日(火)から21日(木)まで三条別院秋彼岸会が行われました。
人生講座と中日の法話の抜粋と、その他の報告を行います。
毎日午前6時からの朝の人生講座、今年のテーマは煩悩。三人の僧侶が、人生において煩悩とどう向かい合ってきたのか等を語りました。仏教では3つの根本煩悩を人間を苦しめる「三毒(さんどく)」と表現します。その3つとは、貪=貪欲(むさぼり)、瞋=瞋恚(いかり)、痴=愚痴(おろかさ)です。

9月19日(火)「貪」 稱名寺(見附市新町)菊井 英信 氏
北海道出身の菊井氏は、北海道でニシンやカニがとれなくなったことの原因は、ニシンがとれすぎて、「食べるのではなく油をとっていた」という状況が生まれたように、欲を貪ったことであると説明されました。欲がなければ人間は生きられないが、問題は「欲を貪る=貪欲」ことなのであり、「欲を貪っている」自分がはっきりしているかどうかが課題なのだと語られました。

9月20日(水)
「瞋」 恩長寺(新潟市南区)渡邉 智龍 氏
教化審議会会長の渡邉氏は、今回の人生講座の計画の中心です。月参りにでかけるときに玄関が散らかってきたから片付けようと思っていた矢先に、奥さん(坊守さん)から「玄関が散らかってるから片付けてよ」と言われ、そんな些細なことで腹がたった(怒り=瞋恚)ことなどをあげ、対処法は我慢することでなく(我慢は限界がある)、根本には自己中心的な「思い通りにしたい」という心があり、①理解すること(怒りの対象を本当に自分が変えることができるのか)②自らの非を認める(自分にも悪いところがあったのではないかを考える)ことが必要ではないかと語られ、「煩悩で自分が苦しんでいることに気がつくことが自覚ということ」と言われ、しかし、前住職(奥さんの父親)から「煩悩は頭で考えたものでなく腹からでてくるのだ」と言われたように、常に生活の中に染みついていて複雑なのが煩悩なのだと語られました。

9月21日(木)
「痴」 長周寺(新潟市西蒲区)池 田 陽 氏
人間は反省できると思っているが、仏教を聞かない・興味のない人は「煩悩以外のところはありませんよ」というのが仏教の人間観で、愚痴(道理に暗い)ことの対処法は「縁起観」だと言われました。私は縁によってあるために本来私はどこにもないが、あると思ってそれを守ろうとしている愚かな自分が見えてくる。池田氏が学校の先生をされていたご門徒のところにお参りに行ったところ、「末代無智の在家止住の男女たらんともがら」という『御文』の一文が嫌いだと言われたそうです。理由は「自分は教養のある人間だから、無知だといわれたくない」。私たちはその人を笑うことはできるのでしょうか?と問いかけられました。
朝食として今回も8月同様、本町のパン屋コロネットと協力してパンを配布しました。今回は列座の衣体や越後の水田の「緑」をイメージした「野沢菜クリームチーズ」を新たに開発してもらいました。受付とパンの配布は、今年も三条別院有志の会の皆さんに早朝からお手伝いいただきました!

野沢菜クリームチーズ


有志の会・庭講のみなさん


豊島信氏


20日は日中法要(永代経総経)の後に西光寺(上越市大町)の豊島信氏に2座お話しいただきました。
高田別院で『歎異抄』を講義している豊島氏。三条別院でも昨年1月から毎月28日に「『歎異抄』に聞く」のテーマの法話会を開いていますので、『歎異抄』中心にお話しいただきました。「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」という『歎異抄』における「凡夫・悪人・煩悩」の内容を、ハンナ・アーレントがホロコーストというユダヤ人大虐殺の中心人物だったナチス幹部のアイヒマンの裁判を傍聴し、「上の命令に従っただけ、最初は悪いと思ったが慣れてしまった」という言葉などを聞き、それは「凡庸な悪」であったと言ったことと結び付けて語られました。
世間の考え方は「従因向果」であり、それは欲求を満たす方向。実は「今が不満足」ということで、ほんとうの「満足」ということは真宗で教える「正定聚」ということで、それは30年間聞法を続けてきた人も、昨日聞き始めた人も、赤ちゃんを抱いている人も、杖をついている人も、だれでも入れる世界なのだと語られました。

されに、今回の秋彼岸会ははじめて御虫干し展を行い、三条別院書道教室の木原光威先生や三条歴史研究会等の専門家の力を借りて解読しました。

三条別院書道教室の木原光威先生による解読

その時、歴史研究会が動いた


また、今回からお斎を御遠忌弁当協力店で順番にお願いしていく計画で、衆楽館の精進弁当(聖人とゐなかの人々)も非常に美味しいと評判でした。

今回の精進弁当は衆楽館


19日法話の田部賢司氏

21日法話の大滝充弘氏


松葉幼稚園旧園舎前の赤松を用いて立花


保内の植木屋市川さん


いろいろな方に協力していただいた秋彼岸。そして、10月を迎えるといよいよお取り越し報恩講の準備が本格的にはじまります。

2017年9月23日

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2017年 三条別院お取り越し報恩講ポスター・チラシ完成

2017年 三条別院お取り越し報恩講ポスターとチラシが完成いたしました!
今年もお取り越し実行委員会教化部会にて検討し、
同部会委員
燕市 淨宮寺 佐々木一人氏、
五泉市 長養寺 島津 晃氏
より作成していただきました。

2017年お取り越し報恩講イメージポスター

2017年お取り越し報恩講講師ポスター

2017年お取り越し報恩講日程(チラシ裏面)

三条別院本堂、教区同朋会館内に設置いたしましたので、ご自由にお持ちください。

2017年9月18日

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天才漫画家のたまご、マッシュタカノによる秋彼岸会の挿絵


ある日突然、マッシュタカノという男が、三条別院にやってきて、自分は漫画家のたまごなのだと言った。
こんど秋彼岸があるというと、「秋彼岸の内容は何か?」と聞いた。
「コロネットのコラボパンと、虫干し展と、僧侶による法話がある」と言った。
男は一枚の挿絵をスラスラと描いて風のように去っていった。
そこにはプロフィールが残されていた。

ペンネーム:マッシュタカノ
歳:18歳
所属:jam 日本アニメ・マンガ専門学校
好きなもの:とりのからあげ・ワンパンマン(漫画)
苦手なもの:うめぼし
一言:まだ車とかは描けません

私は、天才っているんだな…と思った。

三条別院秋彼岸会は9月19日(火)から21日(木)までつとまります。
毎日朝6時から朝の人生講座、テーマは「煩悩」、本町のコロネットのオリジナルパンを配布します。
期間中、9時から16時まで御虫干し展を行っています。
20日には豊島氏による『歎異抄』の話と衆楽館による精進弁当。
その他の日程は過去のページを参照してください。

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