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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

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「DODALO」を使ってみた編

先日完成した座談カード「DODALO」(告知版)を使ってみました。
某日、三条別院の列座たちが座談カード「DODALO」(告知版)を握りしめ向かったのは、新潟県三条市の一ノ木戸商店街にある中心市街地拠点施設「TREE」。

お盆の立花作業中なので、本日の昼食は、#三条エール飯の一環で、手軽なハンバーガーをテイクアウトしようということになりました。

三条の「TREE」と聞けば「ハンバーガーがおいしい店」として、知っている人がいることだろう。例にもれず我々三条別院の腹ペコ列座たちのお腹も満たしてもらったこと幾度か(主任はアボカドチーズバーガーがお気に入り)。「TREE」は人と人とがつながる場として地域に開かれていて、ハンバーガーも食べられるし、夜にはお酒も飲めるキャンプ気分味わえるおしゃれなレストランでもあるし、地元のステキな商品を販売するショップでもあり、ワーキングスペースもあったり、若者たちの集まる会員制スペースなどもある場所なのである!ただの「TREE」のハンバーガーファンである食いしん坊の我々が「TREE」について語るのは厚顔無恥も甚だしいので、ここらへんにしておきます。

我々は、迷惑千万お昼時の忙しい時間にハンバーガーのテイクアウトの事前予約をしてから「TREE」に向かったのでした。急な申し出にもかかわらず、快く迎えてくださったのが、「TREE」を運営する株式会社TREEの社長の中川裕稀氏でした。

DODALOを見つめる中川氏。「本当に急ぐべき事、必要な事」について、当日その場で考えていただいたリアルレポートです。

さっそく、座談カード「DODALO」をお渡ししました。

「わたしたちにとって、本当に急ぐべき事、必要な事は、何ですか?」

列座:このことについて、率直にどう感じますか?
中川:そうですね…、急ぐべき事、必要な事というか…それを考えるにあたり…、

「大事なことは本当の戦うべき相手を見極めるべきこと」

中川:まだまだ感染症は収束する気配をみせませんが、「人間が感染症拡大による混乱を増幅させている」ということを感じます。戦うべきは新型コロナウイルスであるはずなのに、SNS等で誹謗中傷をしあっている。それによって本来の敵を見失ってしまっている。そこを立ち止まって再認識して、あらためて「急ぐべき事、必要な事」を考えたらいいと思います。

列座:SNSでの誹謗中傷として思い浮かぶこととして、「患者の個人情報を特定する」という行為などがありますね。

中川:一方で、三条市の水際対策への過剰な批判などもあります。「公共施設で関東の人を受入禁止することはおかしいだろ!」と過剰な反応が起こる。コロナウイルスの水際対策が「東京人を受入ないこと」と混同されて、それが差別と捉えられてしまっている。

列座:患者に対しては「人権を侵害するような過剰な批判」が起こり、自治体の対策に対しては「人権を守ろうという過剰な批判」とが起こっているということですね。

中川:言葉は癒しにもなるし攻撃にもなる。このように切羽詰まっている社会だから、本当の戦うべき相手を見極めたほうがいいと思います。

列座:正直、新型コロナウイルスとそれに伴う混乱でお店の売上は減りましたか?
中川:なかなか複雑で、ランチ部門の売り上げはのびています。新型コロナウイルスのおかげでテイクアウト・デリバリーが身につきました。ただ、TREEはディナー部門にも従来かなり力を入れていたのですが、飲み会や結婚式の二次会等が減ってしまいました。そもそも結婚式自体が中止や延期になっています。
あ…「いらっしゃいませ~!」

中川さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。

バンズとハンバーグのボリュームだけでなく、アボカドとレタスが新鮮!すごい食べごたえです。

これはふざけているのでなく、大ぶりのハンバーガーをこぼさないで食べようとすると、本当にこういう姿勢になるのです。

確かに自分の身を守るために批判しあうことが、結果として攻撃しあうようになってしまう。それは本当に自分の身を守ることになるのか? どうだろう? おっしゃるように私たちは本当の敵を見失っているのかもしれない。飲食店は経済的な影響が一番でやすいところだからこそ、その言葉には重みがあった。
肉がはみ出るようなハンバーガーを食べながら、そんなことを話し合いました。

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