どんな日も、どんな時代も、そばにある。

三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

三条別院に想う

酒場カンテツから三条別院に想う
関本 秀次郎 氏(酒場カンテツマスター)

▲今回は9月の彼岸会で精進カレーをお願いした、酒場カンテツのマスターに執筆していただきました。関本氏はYOUTUBEチャンネル「燕三条TV」等、多方面で活躍されていて、三条別院への想いをお聞きしました。


生まれも育ちも本寺小路だったもので

歩いて通えるから松葉幼稚園に

通っていましたし

遊び場はとなると、大抵、

別院だった記憶があります。

かくれんぼ、たか鬼、缶蹴りと、

昭和な遊びをしたものです。

少し大きくなると、御坊様の夜店でデートしたり、ツッパリな人にカツアゲされそうになった思い出も、あったりする。

そんな自分が、最近、三条別院さんへ仕出しをする機会が増えてきている。

精進弁当を作った事がキッカケで

古典な精進からスパイスカレーなど様々な精進料理をお届けしてきました。

【秋彼岸の精進カレーをおかわりする参詣者】

板前修業時代も、ガチガチの精進料理は

作っていなかったので

一から勉強しながらの、

楽しい仕事になっています。

子供の頃から勉強が嫌いで、歴史なんて、

勿の論、教科書も開かなかったが

オッサンになるにつれて

「昔は今より新しい」と、気づき、

事あるごとに、昔を調べるようになり

親鸞聖人も、ちょっとネットで調べてみると

なかなか波乱万丈でアナーキーな人生だなーなんて思った時もあったり。

昔の料理を調べると

「煎り酒」なる、昔ながらの調味料だったり

「すり流し豆腐」の様に、

当時人気の有った料理や

「麩の焼き」なるデザートなど、、、、

調べれば調べるほどワクワクする料理がでてきて

自分で作り、食べ、

当時を思い描いて楽しんでいます。

個人的な考えですが

料理も文化も政治や争いごとなど

歴史を振り返ると、案外答えが出やすいのでは?と思う今日この頃です。

「昔は今より新しい」を胸に

この街のこと、料理のこと、

自身の商売のことなどを

昔を紐解き、楽しく生きていきたいものです。

 関本 秀次郎 氏
(酒場カンテツ店主)


次回の「三条別院に想う」は、

    小俣 福子 氏(第17組 妙音寺門徒)

よりご執筆いただきます

▲次号は新しく別院教化審議会委員に就任していただいた小俣氏に依頼しました。

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