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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

三条別院に想う

三条教区女性研修会との出会い
古俣 福子 氏(第17組妙音寺門徒)

▲今回は新しく別院教化審議会委員に就任していただいた古俣福子氏に執筆していただきました。


 初めて三条別院を訪れたのは、2020年10月の長岡地区女性研修会でした。とても大きくて 荘厳な佇まいに圧倒されました。座談会も初めてで、何を話すか分からない私にスタッフの方がいろいろ聞いてくれて、話しが出やすいようにしてくれたのを覚えています。
 私が女性研修会のスタッフになるきっかけとなったのは、こんなエピソードからです。所属寺の妙音寺の坊守さんから、「一緒に京都へ行きましょう」と素敵な笑顔でお誘いいただき、それが推進員になる研修で京都は行くけれど観光は無いと後で知りがっかりしました。でも真宗の教えを学んでいくうちに、自分が数十年お寺で皆んなと唱えていた正信偈が、親鸞聖人がお作りになった偈だった事を知り、とても驚いたと同時に、もっと知りたいと思うようになりました。そこへ絶妙なタイミングで、同じ組の光照寺の坊守さんから「女性研修会っていうのがあって、そこで学習会をしているから、スタッフになればもっと学べるよ!」とお誘いくださいました。
 こうして私は女性研修会のスタッフとなったのです。初めてづくしの学びの場は、とても楽しく、会の雰囲気も良く、和気あいあいとしながらも皆さんの志の高さを知り、何気ない生活の中でも教えを感じ取っている姿に衝撃を受け、私自身もその様になりたいと思いました。
 あの時うちの坊守さんがお声を掛けてくれなかったら、光照寺の坊守さんが誘ってくれなかったら、女性研修会のスタッフと出会えてなかったら、ただただ生活に追われ、自分を見つめ直すこともなく生きていたと思います。
 この不思議なご縁の中心に別院さんがあったのだと思います。女性研修会のスタッフとして活動していくうちに、多くのお寺の坊守さん達と出会えました。そして多くの学びに導いてもらいました。本当にありがたい事だと思います。集う場がないと何も始まらないのだと思います。
今後も別院さんに通わせていただき、良き人となれる様に、繋いでいただいたご縁を大切にしていきたいと思います。


 古俣 福子氏

(第17組妙音寺門徒)


○次回の「三条別院に想う」は、

    天児 匡 氏(第20組誓林寺)より

ご執筆いただきます。

次回は別院書道教室に通っていただいている天児氏より執筆いただきます。

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