2025年4月9日
三条別院公開講座2025(伊藤嘉高氏)のご案内
自治体病院再編から地域づくりを考える―アクターネットワーク理論による調査を踏まえて
- 講師:伊藤 嘉高 氏(新潟大学准教授)
- 日時:2025年5月6日(火・祝)14時から16時30分
本年の三条別院公開講座は、新潟大学人文学部准教授で地域社会学/医療社会学/科学社会学(アクターネットワーク理論)がご専門の伊藤先生にお話しいただきます。
新型ウイルス感染症を経て、地域の医療体制が見直されたり、高齢化と人口減少が私たちの住んでいる地域に影響を与えていることがありありと感じられるようになってきた昨今、「本当の町おこしとは何か?」についてお話しいただきます。
「行政や全体の視点から考える町づくり」と、それに対置される「個人の生活の視点から考える町づくり」とのはざまで振り回されている(なかなか地域おこしの成果がみえない)ような状況から、違った視点で考えるきっかけになればと思います。地域づくりに関わる人も必聴です。

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【講師略歴】
1980年愛知県生まれ。2007年、東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。新潟大学人文学部・同大学院現代社会文化研究科准教授。社会学担当。〔主要業績〕栗原亘編・伊藤嘉高ほか著『アクターネットワーク理論-「モノ」であふれる世界の記述法』(ナカニシヤ出版、2022年)。B・ラトゥール著『社会的なものを組み直す―アクターネットワーク理論入門』(翻訳、法政大学出版局、2019 年)、J・アーリ著『モビリティーズ』(共訳、作品社、2015年)ほか。
