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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
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靖国問題研修会部門・「靖国問題」交流学習会

高田教区靖国部門研究班、三条教区靖国問題研修部門合同会

第17組 光照寺 新田直美

11月18日~19日、高田教区靖国部門研究班と互いの教区での活動紹介、今後の交流などに関して初めての合同会が開催されました。高田では教区教化委員会組織とは別に活動しており、予算潤沢ではない中でも講義録の発行や定期的なリーフレットの制作など、積極的な発信はとても参考になるものでした。また、研究班として実際に行政への抗議、デモ活動に参加した話を聞くことも出来ました。抗議に際しての行政の対応を「都合が悪くなれば、本質そのものをそらしていく態度だった。」との班員の話は、とても印象深く残っています。

翌日は太平洋戦争時、直江津にあった捕虜収容所跡地に整備された平和記念公園と展示館を見学しました。1942年オーストラリア兵捕虜300人が収容され、後に寒さと飢え等で60人が死亡。終戦後は収容所職員15人がその責任を問われ、8人が処刑されました。展示館には戦争がもたらした悲しい歴史が数多くあり、この小さな公園に、そう言う過去がある事を知らない市民も多いと聞きました。

この報告を書いている80年前の今日、悲劇の始まりである真珠湾攻撃の日。「当時なぜ国民が戦争を受け入れ、協力することになったのか。という難しい重い問いを明らかにする事が歴史の教訓になるのではないか。」とTVで研究者が話しています。戦争を知らずとも本質をそらすことなく、丁寧に考え部門で学んで行きたいと思いました。

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