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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
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長岡地区・新潟地区合同女性研修会 開催報告

開催日:2021年10月8日(金)

テーマ:「『正信偈』に学ぶ~人身受け難し~」

講 題:「人間の故郷」

講 師:齊藤 研氏(第15組 正樂寺)

報 告:青山 えい子(第15組 淨福寺・女性研修会部門スタッフ)

 

テーマ「正信偈」に学ぶ~人身受け難し~のもと、「人間の故郷」の講題で齋藤 研氏からお話を頂きました。

遠くは佐渡からもお越し頂き57名の参加者でした。コロナ対策に十分配慮し、昼食・座談を入れた長時間(10時~16時)の企画でしたが、皆様のご協力のおかげで無事の一日を終える事が出来ました。

故郷のイメージを先生は、落ち着いて過ごせる場所、安心できる場所、いつでも帰れる場所と抑えて下さり

先人たちの数々の詩を紹介しながらあなた自身は?と問いかけられました。

講師の齊藤研氏

 

「ただいまーおかえりー」の呼応が家庭の柱になっていますか?

私は、2年前の朝ドラ「エール」の最初のテーマソングで若い古関裕而と金子さんが砂浜に音符を書くシーン!あの海を見たときに「あ!表浜ノ海(愛知県)」と直感で叫んでいました。懐かしく、子供の頃遊んだこと等心が騒いで故郷の事を思い出さずにはいられませんでした。今両親も7人兄弟姉妹も誰もいませんし、夫の転勤で住むところも転々としていましたので私の故郷(居場所)は現在住んでいるここだとずっと思っていたのですが忘れていたものがこんな形で出てくるなんて…こみあげてくるものは何だろう、その時ふと思ったのです、忘れていた生まれ故郷を突然思い出したように、「お浄土は還るところ」私たちの還るお浄土があるのだなと。「安楽国にうまれる」とお聞きしても、素通りばかりでうなずけなかった私が、無量のいのちに包まれているのか、それとも貫かれているのかもと思ったのです。 初めて、彼岸・お浄土から呼びかけられている南無阿弥陀仏が一瞬聞こえたような気がしたのです。

各班別座談の様子

 

3毒にまみれた(自分自身が生み出している毒は決してなくならないし消えない)私達に、いつでも許してくれている眼差しがある(南無阿弥陀仏の薬)その南無阿弥陀仏に生きた人々の歩み、いのちの詩を聞いていこう、うたっていこうと今現在の私を受け止めてくださる一日でした。

先生のお話を聞きたいこれはもちろんですが、寂しさや不安をいっぱい背負って生きる私たち、誘ってくださる朋がいて、この時だからこそ阿弥陀様の前で一緒に食したり(黙食でつらい…)お話がしたいんだな、笑顔や、本音が出たりで皆様生き生きとされていました。このような場を欲していらっしゃると強く感じました。

合掌

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