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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
三条別院|浄土真宗 真宗大谷派

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真宗本廟(東本願寺)御正忌報恩講に団体参拝【報告】

毎年、別院で企画している本山御正忌報恩講団体参拝。今年も行って参りました。11月27日から29日の2泊3日。今年の参加人数は29名集まりました(内引率者2名、別院教化審議会会長渡邉智龍氏、列座廣河敦)。27日、まだ日の出ていない早朝から新潟を出発し、14時頃に御本山に到着しました。

御本山到着!

そのまま結願逮夜法要を参拝しまして、バス移動で疲れた体を癒すため、宿に向かいました。

旅館は京の宿 魚岩旅館。

ホッと一息。

宿での夕食後は皆さんそれぞれが、ライトアップを見に行かれたり飲み屋さんを回ったりなど、夜の京都を満喫されていました。

翌日28日は朝8時過ぎに御本山に到着しました。ちょうど晨朝の法話が終わった後の人がはけるタイミングだったみたいで、最前列は無理でしたが中央よりも前よりでお参りさせていただきました。気温は10℃前後と低く、寒かったです。

御満座の法要に先立って、9時からは池田勇諦氏(同朋大学名誉教授)による祖徳讃嘆が行われたほか、2020年6月30日をもって退任される大谷暢顯門首より、本年の真宗本廟報恩講の御満座にあたっての挨拶がありました。

真宗本廟報恩講における門首挨拶について

詳しくは上記の御本山ホームページをご参照ください。

 

10時からの結願日中の法要は、例年と変わらず御影堂に入りきれないほど多くの方々が参拝されていました。結願日中は、体を大きく前後に動かして念仏と和讃を繰り返す、真宗大谷派のみに伝わる声明「坂東曲(ばんどうぶし)」で勤まり、力強い念仏の声が堂内に響きわたりました。和讃には二通りあり、隔年で勤められております。一つは高僧和讃の「願力成就の報土には」六首、もう一つは正像末和讃の「濁世の有情をあわれみて」六首で、今年は高僧和讃で勤まりました。

また、去年の報告で述べましたが、団体参拝と合わせて出仕も募集しましたところ、ご応募ありまして、ご案内しました。引率は団体から離れられないので、出仕までの先導を、去年団体参拝に参加していただいた別院教化審議会委員の堀川秀道氏にお願いしました(今年は別団体でした)。結果、応募された方、無事に出仕させていただいたということで、バスの中で安堵されておりました。堀川さん、ありがとうございました。

お昼は五条坂にある「清水順正 おかべ家」にていただきました。

冷えた体に、湯豆腐が染みわたります。

お昼の後はそのまま五条坂にて、お買い物をしていただきました。

さすが観光地。老若男女、ひしめき合っています。

残念ながら小雨が降っていましたが、人の活気は変わりなく、でした。

その後、滋賀のホテルに移動し、疲れを癒しました。

 

最終日は、真宗十派の福井の越前四ヵ本山のうち、真宗三門徒派の専照寺さんを参拝しました。

真宗三門徒派 本山 専照寺。昨年の雪害により、いまなお補修工事の最中でした。山門の意匠が素晴らしい。

両堂を丁寧に案内していただきました。

その後、曹洞宗大本山永平寺さんに程近い、「ほっきょ荘」でお昼をいただきました。

 

 

 

 

 

おいしい。。。山海の恵みに舌鼓を打ちました。

永平寺さん御用達ということで、こちらの「禅みそ」をプッシュされておりました。なんにでもよく合うそうで、今回はごま豆腐と合わせていただきました。

永平寺さんの参道ということで、店舗の中や周りにはお土産屋さんが展開しておりました。食後はバスの出発時間までそれぞれ、お土産屋さんを見て回ったり、永平寺さんまでお参りをしたりなどしました。

 

境内は約10万坪の広さだそうです。さすがに回りきることはできず、山門を見てバスに戻りました。

空気が玲瓏と澄み渡っておりました。

 

その後、道中富山の「ますのすし源」(去年も寄りました!)に寄ってお土産を買うなどして、皆さんそれぞれ帰路につきました。

廣河、二度目の御正忌の団体参拝でしたが、現御門首の、御門首として最後の報恩講にお参りできたことは、大変有難い御縁であったと思います。お勤めも、それをうけてか例年に増して気合のこもったお勤めでありました。

また、来年は来年で、門首後継者の大谷暢裕氏が御門首となられて初めての報恩講がお勤まりになろうかと思います。またとない機会、来年もぜひお参りさせていただきたいなと思ったことでございました。

 

ご参加いただいた皆様、誠に有難うございました。来年もお待ちしております。

今回参加されなかったという方も、来年御縁あれば、ご参加いただければ幸いです。

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