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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
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教区坊守研修会 開催報告

開催日:2021年9月7日(月)

テーマ:「遇縁(ぐうえん)の存在~これからの私を大事にしませんか?~」

講 師:佐々木 晋子氏(第10組 行通寺)

報 告:松原 直子(第16組 極成寺・教区坊守会役員)

 

九月七日の坊守研修会で、ご講師をされた佐々木晋子先生とは、女性研修会で御一緒に活動させていますので、今回の講演会は、とても楽しみにしておりました。

晋子先生は、お父様がお寺の次男でサラリーマンをされていて、お念仏のない生活をされていたのですが、突然お父様がお寺を継ぐ事になり、柏崎の自坊に戻られ、晋子先生は新生活を送る事になったそうです。

のちに就職をし、隣の席だった男性と偶縁の結婚をされ、お子様を授かり、保育園から帰って来て手を合わせ「私たちは、仏様の子供です」と言ったのを聞いて驚きと共に痛感したそうです。

そして、お父様が60代で病気になり、病床の中動けない身体で「俺はこれからだ」と言われた事に、私は、このさき自分がどうなるか分かっておられるのに、この言葉が出るお父様の人間の凄さを感じました。

講師の佐々木晋子氏

 

晋子先生が、お父様に「お寺の話は、誰に聞けばいい?」と聞いた時に「阿弥陀様に聞いてごらん」と仰られたそうです。

私は「自分の身、我が身に聞くこと、問うこと」と思いました。

座談では「真宗学院で、ご一緒でしたが、あのような人生を送られていたのは知らなかった」と話された方がいて、私は、一人一人に誰も変わる事のない歩みがあるのだと思いました。それと共に、女性研修会という偶縁で出遇わせて頂いた佐々木晋子先生に、もっと深くお話を聞いてみたいと思いました。

 

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