2020年1月25日
今年も「『歎異抄』に聞く」がはじまります!
2020年もはじまりました。今年は東京オリンピックも行われるということでいろめきだっています。また、AIをはじめとした科学技術の進歩にも目がくらみそうです。実は20世紀初頭の第一次世界大戦の頃から、科学技術の進歩に当の人間が追いつけなくなってきたといわれています。不断に進歩していく世界観が崩れ始め、進歩と破滅とが同時にすすむような、不安定な世界を我々は生きているような実感はないでしょうか?人間の進歩を「我」の拡大と捉える仏教は、2000年以上も前からそれに疑義をいだいてきました。ある意味で変わらない別院に来て、ぜひ仏教を聞きましょう!
今年1回目の御命日のつどいの講師は三条別院列座の小原暁です!1月28日(火)午前10時から本堂で法要、10時30分から旧御堂で法話、座談です。法話は『歎異抄』第7章がテーマです。「念仏者は無碍の一道なり」からはじまるこの章を、妻子に翻弄され、実家のお寺に翻弄され、別院に翻弄され、ローンに翻弄され、メディアに翻弄され続け、ようやく昨年真宗学院を卒業し薄緑色の列座衣体をつけたものの、新しく入ってくる後輩たちにも翻弄され続けている小原暁が、無碍の一道(さまたげのないひとつの道)について語ります。ちなみに2月28日は年頭会で輪番の法話の後に新年会があります!ぜひご予定ください。