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三条別院|浄土真宗 真宗大谷派
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今こそ「真宗再興」を学ぼう 

6月の定例法話は井上円先生より「蓮如上人の教え」

2025年5月・6月・7月の定例法話は、聞思学場室長の井上円先生(上越市淨泉寺住職)をお迎えしています。
6月の法話の講題は「蓮如上人の教え」。先生からいただいた資料の中には、あまり知られていない蓮如上人の人物像にも触れられており、味わい深い内容となっています。

蓮如上人が遺された『御文』には、『教行信証』を深く読み込んだ者が、やさしく門弟に語りかけるような独特の深みとあたたかさがあります。毎月28日の法話会でも現在吉崎で読まれた2帖目を学んでいますが、毎回新しいうなづきがあります。

現代の不透明な時代・社会の中、本山の「御影道中の活性化プロジェクト」をはじめ、蓮如上人の「真宗再興」という事績が、あらためて私たちを惹きつけているような気がします。

三条別院では、毎月28日の宗祖御命日のつどいには蓮如上人の『御文』を続けて課題としています。そんな中、井上先生から「蓮如上人の教え」についてを講題にしたいと連絡がありました。資料の一節には、次のような記述もあります。

「蓮如上人は5人の妻を持ち、娘14人、息子13人の子供を設ける。但し重婚はない。生前中の死亡者は4人の妻・娘6人・息子1人計11人である。」

また、2023年の彼岸会の講師の太田浩史先生は、真宗再興上人と呼ばれる蓮如上人の由来について、「一子相伝」から「五箇寺相承」への転換を教えていただきました。

真宗人物伝〈5〉光尊院真詮(松金直美氏執筆)には下記のようにあります。

「親鸞聖人による「真宗相承ノ大事」について、2世如信上人(1235~1300)から8世蓮如上人までは本山の住職ただ1人に口伝されてきましたが、蓮如上人は、口伝が相承されず、末代に本山が断絶してしまうことをおそれ、一族のうちで「法義ノ器量」を選んだのが五箇寺の始まりといいます」

蓮如上人の教えとその生涯について、何気なく聞いてきた方も多いと思いますが、改めてしっかりと聞いてみると新たな発見があります。ぜひ一緒に、蓮如上人の声に耳を傾けましょう。

  • 期日 2025年5月13日(火)(済)、6月13日(金)、7月13日(日)(全3回)
  • 時間 13時30分から15時(法話、座談)
  • 講師 井上 円 氏(高田13組淨泉寺、聞思学場室長)
  • 講題 「蓮如上人の教え」
  • 毎月13日の先門首(闡如上人)の御命日にあわせた法話会です。事前申込不要です。
  • お持ちの方は『真宗聖典』第二版をご持参ください。
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