2018年5月27日
カンジヤマ・マイムが三条別院にやってきた!
5月19日(土)に三条別院公開講座が開催されました!今年の講師は、カンジヤマ・マイム代表で教育演劇学博士の藤倉健雄氏で講題は「笑って楽しむマイム芸人の仏道探求物語」。
パントマイムのコツは、①止める②分解③想像する。
インドで修業したレインボーマン(阿耨多羅三藐三菩提!)にあこがれた少年時代と、パントマイム修業時代、子どもとインドに旅した話など多岐に渡ってお話しいただきました。
難病の少女を前にしたパントマイムは、人間という枠の中ではとてもできないということも話され、宗教とパントマイムについても考えさせられました。
師匠の永六輔とのであいの話(永六輔の六は「南無阿弥陀仏」の六字の六だそうです!)もあり、永六輔の俳句をパントマイムで演じたり(「寝返りをうてば土筆(つくし)は目の高さ」)、死をテーマにしたパントマイム「バイオリン弾き」など、身体表現を通して「人間が生きる」ということはどういうことなのかを考えさせる、普通の法話の枠にはまらない講義でした。
企画・運営をした三条別院教化審議会委員とスタッフで講師を囲む会もありました。
これまでの公開講座では、心と仏教ということをテーマに考えてきて、身体と仏教ということでお話しいただく予定でした。予想に反して、さらに感情や教育やそもそも人間が生きるということはどういうことなのか考えさせられる2時間30分で、仏教の可能性がさらに広がる予感がありました。