2018年12月18日
「女声」助音が本山御正忌報恩講の内陣出仕を!
三条別院お取り越し報恩講では2012年より、5日の音楽法要の助音方を女性僧侶によって勤めており、①無理に声をあわせることなく声がだせること(「女声」での助音)②女性僧侶による内陣出仕が少ないのでそのきっかけとなること、を目指してきました。御遠忌をきっかけに貸出用衣体を揃え、永寶晴香氏(柏崎市浄敬寺)を講師に、習礼を重ねてきました。今年は別院を離れ、そのスピンオフ企画で、安藤栄寿氏(新潟市勝楽寺)の内陣出退作法講習会を経て(内陣の作法だけでなく、報恩講中の式務所内の様子などについても講習がありました)、11月27日から28日まで本山御正忌報恩講の内陣出仕をするために、貸し切りバスによるツアーを組んで、28日結願晨朝と結願日中に出仕されてきたということで、写真等をいただきましたので、ここに報告させていただきます。
永寶晴香氏からのコメントです。
「この二泊三日の旅の企画から催行までには約2年半程かかっておりますが、そのもっと以前から参加者の皆さんおひとりおひとりに、熱い想いがありました。宗祖親鸞聖人に遇うということはもちろん、既に仏様になられた親しい方と一緒に旅をされた方、懐かしい家族や恩師に再会する旅だった方。バスの中、おときや懇親会の席、お宿の布団の中で、それぞれが私がいただいている教えを確かめ、語り合いながらの旅でした。 お預かりしている自坊の報恩講といえば、本堂・庫裡・お勝手を走り回っている女性陣。今日までを振り返り、次の一本を踏み出させていただく報恩講に、ゆっくりゆっくりお参りさせていただきました。」
別院での研修が、別院をとび超えてこのような形で実を結び、新しいつながり等も生まれ、さらにこれからのきっかけになっていく、可能性はさらに未知数となった今回の研修(?)でした!ご報告の写真をいただき、ありがとうございました。