三条別院|報恩講2022

2018年12月1日

【報恩講さんぽ】夜のお勤め、昼のお勤め。同朋唱和への心配りの数々。〜祐光寺(柏崎市)〜

みなさま、ごめんください。三条教区駐在教導の西山です。
2018年10月12日(金)・13日(土)に、柏崎市西山町の祐光寺の報恩講に寄せていただきました。わたくし西山が、西山町に、寄せていただいたと、こういうことであります(本当に申し訳ありません)。

夜の祐光寺へ

祐光寺では、1日目夜の逮夜と2日目午前の晨朝・日中という2日間の日程で報恩講を勤めています。一昨年前までは、異なる日程だったそうですが、ご門徒の参拝が2日間に分かれてしまうこと、参拝しやすい時間設定など、様々な条件から見直して、金曜夜〜土曜午前という一昼夜法要に変えたそうです。

この度は、1日目逮夜と2日目日中の途中まで参加しました。初日の夜は、道が暗く、運転が得意でない私は多少の不安を覚えつつ祐光寺へと向かいました。本通りから脇道に入ってしばらくすると、坂が明るく光っている場所を発見。近づいてみると、そこが祐光寺だったのです。なんと石段に沿って、蝋燭の明かりで飾り付けをされていました。

祐光寺の御本尊

祐光寺の御本尊

明かりに導かれるように本堂へ入ると、立派な立花を中心に荘厳されたお内陣が迎えてくださいました。住職の風巻さんは、三条別院お取越の立花チームも務めています。私の写真技術では写しきれず申し訳ありませんが、何となくでも感じていただければと思います。

まずは参拝の皆さんとお斎(おとき)の時間。法話講師の佐々木憲雄氏(第15組光善寺)もいらっしゃり、和気あいあいと楽しくお食事させていただきました

まずは参拝の皆さんとお斎(おとき)の時間。法話講師の佐々木憲雄氏(第15組光善寺)もいらっしゃり、和気あいあいと楽しくお食事させていただきました

美味しゅうございました。ありがとうございます

美味しゅうございました。ありがとうございます

対話のような法話

逮夜の次第は、「正信偈真四句目下・念讃五淘」。祐光寺では同朋唱和の願いを大切にしているため、この度も皆でお勤めできるよう、次第の説明の後、緑本が参詣者全員に配布されました

寺方も、ご住職含め全員外陣に座って、皆で声明をされていました

寺方も、ご住職含め全員外陣に座って、皆で声明をされていました

三条教区讃仰講演会(2014年11月~2015年4月)の第2回にご講話をいただいた中下大樹さんも衆徒としてお手伝いをしていました。第10組の関係ご寺院と共に、写真の一番手前で声明している方が中下さんです。

佐々木憲雄さんの法話は、参加型法話と申しますか、頻繁にご門徒の方に語りかけて、まるで皆さんと対話するかのように話されていました。

「共に念仏していきましょう」という姿勢をそのまま表されているようなお姿でした

「共に念仏していきましょう」という姿勢をそのまま表されているようなお姿でした

特に「念仏は大きな声を出さないといけないよ。いま、台所でお斎の片づけをしてくださっているお同行は、本堂でお念仏できないのだから、みんなが大きな声でお念仏のお声を届けてあげないと」というお話が印象的でした。

同朋唱和への心配り

2日目午前はお日中。快晴の中、昨夜には見えなかったお寺全体の風景にも出会えました。祐光寺はちょっとした丘の中に伽藍が建っています。周辺で畑仕事をして、ふと顔をあげるとお寺が見える、そんな様子です。昭和に入った頃くらいのご門徒の生活が思われるお姿でした。

日中の祐光寺

日中の祐光寺

伝道掲示には「うばい合えば足りない 分け合えば余る」とのお言葉が掲示されていました。道を歩いているとふいに触れる仏語。わが身の指摘に「ああ、その通りだなあ」と思い、お寺に手を合わせる気持ちが生まれる。そんな伝道掲示の大切さも感じつつ、2日目の御本堂へ向かいました。

本日の次第は伽陀・登高座・歎徳文・下高座・正信偈草四句目下・念讃五淘(三朝浄土次第三首)・回向・御俗姓拝読の後、法話でした。昨晩と違い、緑本ではページの移動が必要になってしまうため、念仏和讃をまとめた手作りのお勤め冊子が用意されていました。同朋唱和にかけるお心配りを感じました。また、この日中はお内陣出仕で御荘厳されていました。

手作りのお勤め冊子

手作りのお勤め冊子

寺院の工夫が功を奏し、参拝のご門徒さんは約半数が入れ替わっていました。法要の後、佐々木憲雄さんの2日目のご法話が、表情豊かに、ダイナミックな動きとともに始まりましたが、私は他の仕事の都合で残念ながらここまでの参加でした。後ろ髪をひかれつつ、お寺を後にしました。

祐光寺住職の風巻和人さんは、私が三条教区駐在教導を拝命した頃に三条教区教化委員を務めていました。右も左もわからず戸惑うばかりの私にニコニコ優しく話しかけてくださったことが思い出されます。正直、三条に寄せていただいたばかりの頃の自分を思い出すと、あまりに不出来で恥ずかしく、少し辛い気持ちにもなるのですが、この度、そんな風巻さんの祐光寺お取越報恩講に参拝するご縁を頂戴したことは、あの頃からの自分の変化を感じたり、初心を思い出す機会にもなりました。

祐光寺の皆さま、ありがとうございました

祐光寺の皆さま、ありがとうございました