2021年12月8日
2021年お取り越し報恩講報告
ご報告
お取り越し報恩講厳修
新型ウイルスの逆縁を生かし例年にはない取り組みも
本年のお取り越し報恩講は、昨年はじめより世界的に流行している新型ウイルス感染症が依然として収束しない中、昨年に引き続き、感染症対策を徹底しながらのお勤まりになりました。
ただ、昨年の内勤めの法要とは異なり、新潟県をはじめ、首都圏においても新規感染者が減少傾向で緊急事態宣言も10月1日から解除され、春彼岸・朝の人生講座・秋彼岸と、感染症対策をしながらの法要行事も経験した中での法要。本山より信教院鍵役が御参修され(随行は泉唯夫堂衆)、三昼夜(4日間)を通して、教区内寺院の協力を得て、11月5日のお待ち受け音楽法要より11月8日の結願日中にいたる全10座の法要が円成しました。
登高座する信教院鍵役
泉堂衆の御俗姓拝読
今年のお取り越し報恩講の基本的な方針は次の通り。
①感染症対策の徹底
②日程11月5日(金)から8日(月)、その内、初日中(6日)から結願日中(8日)まで御参修
③帰敬式の執行
④お待ち受け音楽法要の勤修
⑤団体参拝の受入(180人限定)、個人参拝を含め最大220人で制限
⑥お斎はお弁当(冥加金2,000円)で一日180食限定(三条料理業組合の「御取越御膳」)
⑦8日結願日中及び法話のライブ配信
⑧辛みそ・酒・まんじゅう等の土産物販売
⑨昼食マップ(エール飯マップ)お斎が食べられなかった人のため
⑩晨朝法要におけるパンの配布
⑪ごぼさま寄席は中止。
◎法話講師 武田定光氏(5、6日)名和正真氏(絵解き法話)(7、8日)
晨朝法話は法要の活性化のため、「真宗の仏事の回復」をテーマに法話。近隣商店街のパンを配る。
◎帰敬式実践運動 教区教化委員会の連絡協議部会にて2020年度より帰敬式小委員会が立ちあがり、案内チラシを新しく作成、報恩講パンフレットにも帰敬式の頁が新しく設けられた。
団体参拝は予定上限に達することはありませんでしたが、毎日50人~200人程の参詣があり、6日のシアターサンジョーゴボーは事前予約が定員(100人)に達し、推進員による諸殿拝観も毎日30人程度の参加があり、土産物も売れ、別院内に活気が溢れました。
その他、2年ぶりに露店が復活し2日間で5000人を超える賑わいがありました(三条市営業戦略室より)。またお取り越しの直前の3日(水)には報恩講の告知の三条マルシェも開催されました。これから順次、報恩講の様子を写真を中心に報告いたします。是非ご覧ください。