三条別院|報恩講2020

2020年12月7日

2020年お取り越し報恩講報告

ご報告

2020年の三条別院お取り越し報恩講は、依然として収束の兆しの見えない新型コロナウイルス感染症の影響で、お待ち受け音楽法要、団体参拝、帰敬式、お斎、シアターサンジョーゴボー、ごぼさま寄席が中止となりました。法要においては9月に本山から鍵役の御参修が本年度中は休止される決定が通達されました。報恩講実行委員会(青木仁座長)では、親鸞聖人の御命日である報恩講の意味を改めて考える機会と捉え、輪番調声で4日間を通して、従来通りの次第で法要を勤めることとなりました。

本年の出仕のようす。感染症対策で、一畳につき一名着座で、内陣は計六名、両余間はそれぞれ九名まで、外陣も三列に制限し、マスク着用で勤められた。

「毎年不欠」

蓮如上人は文明7(1475)年に吉崎を退去され、河内国茨田郡中振の郷出口村に移られ、再び近畿を中心に教化され、その際に「毎年不欠」の御文を記されたそうです。応仁の乱(1467年~1477年)や北陸加賀の地での騒乱という激動の吉崎時代を振り返りながら、親鸞聖人の御正忌報恩講に「あいたてまつる」ことができた喜びが記されています。度重なる戦乱で多くの人命が奪われた時代と現代をくらべるならば、かえって「平和」な時代が続いていたこと自体が例外なのかもしれません。

登高座して『式文』・『嘆徳文』を拝読する海岸輪番。

「教区内の内勤め」

三条別院の崇敬区域は、三条教区全域(「一教区一別院」)であり、三条教区の全寺院の維持金により支えられています。このたびは「内勤め」といっても職員による院内勤めでなく、「教区内の内勤め」として、院議会議員・教区会議員に特に結願逮夜・結願晨朝・結願日中への内陣出仕を御依頼しました。お取り越し直前には、第10組・第12組・第15組・第23組の全寺院を、御懇志のお願いを中心に、職員が巡回させていただきました。各寺院でも報恩講をどのように勤めるのか、悩んでいることを多くお聞きしました。報恩講実行委員会で確認された「お勤まりになる」という表現の意味を改めて考えていく必要があるのかもしれません。

結願日中後、御礼言上。

「新型コロナウイルス感染症下における法要」

8日結願日中を、ケンオードットコムにご協力いただき、ライブ配信しました。(法要の様子は現在でもYouTubeに記録があります。)

また、三条エール飯お取り越し報恩講ver.を作成し、お斎のかわりに近隣の飲食店で食事あるいはテイクアウトしていただきました。

重ねて、参拝部委員・スタッフを中心に感染症対策で受付での検温・記帳、堂内の換気・除菌を徹底し、おかげで病人もでることがなく、無事に円成を迎えることができたこと、御礼申し上げます。

検温のようす。

これから順次、今年度お取り越し報恩講の各詳細の記事を写真中心にアップしていきます。

是非ご覧ください。